芸能生活50周年を迎えた八代亜紀「歌うことは死ぬまで私の"使命"です」

芸能生活50周年を迎えた八代亜紀さんが、11月12日(木)放送「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」に出演。演歌界で第一線を走り続けてきたが、近年ではジャズやフォークなどジャンルを問わず歌い、画家としても活動するなど幅広く活躍中だ。

「八代亜紀と名乗る前から数えると50年以上、歌一筋。絵はその前からだから、絵と歌は私の生きざま。昭和、平成、令和と歌手のあり方も変わりましたが、今も多くの方が歌を聞いてくださる。歌うことは死ぬまで私の使命だと思っています。そしてジャンルに関係なく、音楽は全部一緒。アニメの主題歌を歌ったり、野外フェスで若者のバンドと一緒に『舟唄』をロックで歌ったりもできるから、今も歌い続けられているのではないかと思います」

そんな八代さんにとって"歌"とは、人を励ますものだと語る。

「悲しい歌でもね、笑って歌うとつらさが軽減されるんですって。八代亜紀になる前、銀座や新宿のクラブで歌っていた時代に、お店の裏では泣きそうでもお客さまの前では明るく振る舞うお姉さんたちを見てきました。だから、デビュー後の悩みなんて、ぜいたくな悩み。つらいこともあったけど、今はスタッフたちに出会えて支えられていることが全てで、宝物なの」

「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」に出演する八代亜紀

YouTubeや70歳を機にブログを始めたが、スタッフたちに支えられて新しいことにチャレンジしたという。

「YouTubeでは、ビリー・アイリッシュの『bad guy』を熊本弁で歌ったりしていますが、スタッフが八代にやらせたいことばかり。私は歌うことは頑張るけど、それ以外のことはみんなにお任せ。例えば『ワタシウタ』のMVには、80歳の八代亜紀も出てくるんですけど、それは私が昔から80歳になっても皆さまの前で『舟唄』を歌うことが目標だと知っているスタッフたちが50周年の先も、という意味を込めて考えてくれたんですよ」

過去も未来も笑顔で語る八代さんからは、あふれる希望が伝わってくる。

「12月にお料理を配送して、おうちでもリモートで楽しめるディナーショーが決まったんです。これまで来られなかった方たちがおうちで楽しめるなら、それもいいのではないかしら?って、ワクワクしています。YouTubeもそうだし、これからも楽しいことだらけです!」

やしろ・あき●熊本県八代市出身。'71年に歌手デビューし、'73年の「なみだ恋」が大ヒット。「愛の終着駅」「舟唄」などヒット曲を出し、'80年「雨の慕情」で日本レコード大賞の大賞を受賞。画家としても活動し、フランスの「ル・サロン」の永久会員に。

取材・文=及川静

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放送情報

宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星 #196
放送日時:2020年11月12日(木)17:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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