岩崎宏美が45年の活動を振り返る「歌えると思う限り歌い続けていきたい」

「ロマンス」「聖母(マドンナ)たちのララバイ」など多くのヒット曲を世に送り出し、昨年春にデビュー45周年を迎えた歌手の岩崎宏美さんが、「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」に初出演。前・後編の2回に渡って放送される。

「宮本さんはデビューの頃から存じ上げていますし、お人柄も良くて、昔からの知り合いのような感じで話しやすかったです。話を広げてくださったので、予定以上に話すことができました」

番組内では、45年にわたる活動を振り返ってのトークが展開。45年は長かったのかどうかを聞いてみると。

「個人的には苗字が変わったり戻ったりしましたけど(笑)、『もう45年経ってしまった』みたいな感覚ですね。デビューの時は母が44歳で、その年齢も飛び越えましたし、私自身還暦を過ぎていることが信じられないです。定年がないので『いつまで歌うんだろう?』という不安はありますけれど、自分としてはダラダラと続けていくつもりはありません。今まで積み重ねてきたものが台無しになってしまうなと思った時は『はい、ここまで!』と終わろうと決めています。でもまだまだいろんな歌にも挑戦したいですし、昔は50歳でやめると言っていたのに62歳まで歌っていますし、まだ歌えると思える限り手を抜かずに歌っていきたいです」

「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」に初登場の岩崎宏美

スタジオで収録される歌がフルコーラスで聴けるのもこの番組の魅力のひとつ。「すみれ色の涙」「聖母たちのララバイ」「太陽が笑ってる」の3曲を披露した。

「『聖母〜』は代表曲なので外せませんし、『太陽〜』も最新曲なので絶対に歌いたいと思っていました。『すみれ色の涙』は40周年の時にファンの方に好きな曲を投票してもらったんです。『聖母』『ロマンス』『思秋期』は上位にくると思ったので、それ以外で募ったら、この曲が1位だったんです。カバーですが、多くの方に愛されているので今回も入れました」

昨年12月に大阪で開催した45周年記念コンサート(3月24日(水)に映像作品として発売)からの映像も放送される。

「本当は4月に行うはずが、コロナの影響で12月に延期になりました。これまで半年間もお客さんの前に出られなかったことはありませんでしたが、『まだこんなに歌いたいんだ』という自分の気持ちを確認できたことは大きな財産になりました。当たり前にできていたことは、当たり前ではなかったんだなって。『歌えるって幸せなことなんだ』という感謝の気持ちでいっぱいのコンサートでしたね。この春にもツアーがあるので、その気持ちを繋げられたらいいなと思っています」

いわさき・ひろみ●'58年11月12日生まれ、東京都出身。'75年にデビュー、2ndシングル「ロマンス」が大ヒット。3月24日(水)には45周年記念Blu-ray・DVDボックス「HIROMI IWASAKI 45th ANNIVERSARY CONCERT BOX 残したい花について」を発売する。

取材・文=田中隆信 ヘアメーク=朝岡美妃(Nestation Inc.)

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放送情報

宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~
放送日時:4月23日(金)18:00~ほか
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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