新幹線のセットで熱唱!西城秀樹ならではの名曲カバー

西城秀樹
西城秀樹

昭和の歌謡シーンに新しい風を吹き込んだスーパースター、西城秀樹がデビューして今年で50年。彼がデビューから度々出演していた「NTV紅白歌のベストテン」は、松田聖子、野口五郎ら当時の
アイドルやスターが共演する昭和の人気歌番組だ。

出演当時の西城の活躍を振り返ってみると?

「NTV紅白歌のベストテン」に出演した野口五郎
「NTV紅白歌のベストテン」に出演した野口五郎

■老若男女が歌えるメガヒット曲を経て1980年代に突入

西城の特色の1つはカバー。デビュー当初からコンサートでザ・ローリング・ストーンズなどのヒット曲を歌い、洋楽カバーアルバムもリリースしてきた。情熱的なボーカルとマイクスタンドを華麗に操るパフォーマンスで当時の女性たちの心を鷲掴みにしてきた西城最大のヒット曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」も、ヴィレッジ・ピープルの大ヒット曲のカバー。1979年にリリースされたこの曲は西城によって開放感たっぷりの青春讃歌となり、アルファベットを全身で表現したポップな振りもあいまって幼稚園児や小学生も真似して歌う社会現象を巻き起こした。

不動の人気を獲得して突入した1980年代。1981年にはヒット曲「ジプシー」が発売されるなど大人の恋を歌った女性目線のラブソングが支持されるが、カバー路線も健在。1980年にはスティービー・ワンダーの曲を坂本龍一がアレンジした「愛の園(AI NO SONO)」をリリース。同年12 月には小田和正が作詞・作曲したオフコースの「眠れぬ夜」のカバーをリリースしている。

■新幹線のセットで歌った「眠れぬ夜」

"NHKの『紅白歌合戦』を、毎週、お茶の間に"というコンセプトの歌番組「NTV紅白歌のベストテン」。1969年にスタートし、1981年3月まで続いた長寿番組だ。西城が「眠れぬ夜」を披露した1981年2月9日の放送では、新御三家として共に一世を風靡し、洋楽ロックに影響を受け、新しいスタイルを作り上げた野口五郎も出演している。

河合奈保子
河合奈保子
柏原よしえ
柏原よしえ

生中継の会場に野口、松田聖子、森昌子、河合奈保子、柏原よしえ、小林幸子などの豪華メンバーが揃う中、西城の姿はなく、"秀樹さんがまだ東京に着いていないんですよ"という振りがあり、東京駅をイメージしたホームと新幹線のあるセットの中、小堺一機とザ・ぼんちがコントを繰り広げる設定。新幹線の中からせり上がってくる形で西城が登場し、そのまま「眠れぬ夜」を歌う演出も見どころだ。

1970年代に発表されたオフコースのオリジナル曲も軽快なアレンジだったが、失った恋の思い出ソングをときに両手を広げ、耳に手を当てながら笑顔で歌う西城バージョンにはセンチメンタルを超えた突き抜け感が感じられる。独特のハスキーな声やパワフルな歌い方もあるのだろうが、名曲を自分のモノにして昇華してしまう西城の才能、当時の時代の空気感を感じられるという意味でも貴重な番組となっている。

文=山本弘子

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放送情報

NTV紅白歌のベストテン
放送日時:2021年11月3日(水)6:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

西城秀樹の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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