DISH//のボーカル、ギターそして俳優としても活躍する北村匠海が、12月19日(日)にスペースシャワーTVで放送される「斎遊記」にゲスト出演する。
同番組は、3ピースロックバンド「UNISON SQUARE GARDEN」のギターボーカルとして活躍しながら、2019年に結成したバンド「XIIX」でも精力的に活動する斎藤宏介のレギュラー番組で、斎藤が今気になっている物の紹介やゲストを招いてのトーク、貴重なスタジオセッションなど、盛りだくさんの内容となっている。
今回放送される#5では、北村が音楽のルーツや音楽・ライブについて思っていること、斎藤に聞きたいことなどについて語るほか、DISH//の「僕らが強く。」と玉置浩二の「メロディー」をアコースティックバージョンでセッションする。
今回は都内スタジオで行われた収録に潜入し、2人の様子を取材した。
トークコーナーは、斎藤が「(北村とは)ほぼ初対面なので、絶対に仲良くなるぞって思っています(笑)」と意気込みを語ってスタート。対面すると、斎藤の「アルバム『X』、めっちゃ良かった!『今まで、なんでライブ観に行ってなかったんだろう?』って後悔するくらい」という言葉を皮切りに、北村が「言葉を大事にしている」という歌のこだわりやルーツを熱弁。
さらに、北村の子役時代からDISH//の結成秘話、当時の思いを語り、"俳優"と"アーティスト"の二足の草鞋を履くアイデンティティーについて告白。「最初は(俳優とアーティストが)セパレートしていたんですけど、2つが1つになった」という北村ならではの音楽への向き合い方に、斎藤は時に驚き、時に共感しながら、音楽での表現について切り込んでいく。すると、北村は「芝居で『うん』というせりふがあったとして、それって無限の表現の仕方があるんです。そんな中で、"息の線が乗るか乗らないか"というのをすごく意識しています。それって、芝居だけのことじゃなくて、音楽にも通ずるなって」と持論を展開。
そんな中、斎藤が「お客さん全体に対してではなく、1人1人に対して歌っているという気持ちで歌っている」との発言に、北村も「『1人1人に対して歌う』という意識は大事ですよね」と激しく同意する場面も。
セッション収録では、本番前から斎藤が入念にリハーサルを繰り返しており、コラボするアーティストと楽曲への深いリスペクトが垣間見えた。本番では、斎藤の奏でるギターの音色に二人の歌声がしっとりと馴染み、楽曲の新たな魅力を引き出していた。
音楽シーンをけん引するアーティスト同士の、パフォーマンスを支える音楽に対する思いや向き合い方に触れることができた収録となった。
取材・文=原田健
放送情報
斎遊記 #5
放送日時:2021年12月19日(日)23:00~
チャンネル:SPACE SHOWER TV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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