THE COLLECTORS、2度目の日本武道館でメジャー・デビュー35周年記念ライブ!

THE COLLECTORSが日本武道館に帰ってきた!

2022年3月13日の武道館は、THE COLLECTORSを、そしてモッズ・カルチャーを愛する者たちで溢れかえっていた。会場外の道路ではスクーターランが行われ、思い思いのモッズ・ファッションに身を固めたファンの姿があちこちに見られた。みんなTHE COLLECTORSの、2度目の武道館凱旋を心待ちにしていたのだ。

彼らが初めて武道館のステージに立ったのは2017年3月のこと。今回はメジャー・デビュー35周年を記念しての特別なステージとなった。

客電が落ちると、ステージ上のスクリーンにはメンバーの姿をはじめ、モッズ・コートやスクーターといった必須アイテムが映し出され、THIS IS MODSの文字とともに幕が開く。背後にはターゲットマークを形どった巨大照明が配され、赤と青の鮮やかなライティングでメンバーを迎え入れる。ヴォーカルの加藤ひさしは、もちろんお決まりのユニオンジャックの衣装で登場だ。1曲目は、昨年11月に発表されたばかりの「裸のランチ」。そのままハードなドラムをきかせる「クルーソー」、サイケデリックな「ヒマラヤ」と近作を中心に一気に畳み込んでいく。観客はコロナ禍の中、歓声を浴びせられない分、カラフルなペンライトを振り演奏に応える。古市コータローの軽快なギターがサポートする4曲目「ひとりぼっちのアイラブユー」まで歌い切ったところで、最初のMC。加藤は「うれしいよねコータローくん!」と2度目の武道館公演をメンバーと喜び合い、続いて加藤がアコギを持っての甘酸っぱいナンバー「GIFT」へ。一転して古市の華麗なギター・ソロが炸裂する「たよれる男」、山森"JEFF"正之のベース・ソロも軽やかなモータウン・ビートの「Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!」とノリのいいナンバーが続いた後は、メロウなサウンドに乗せ、彼らの失われない少年っぽさを体現したスローナンバー「扉をたたいて」を披露。さらに、「やらなかったら後悔するじゃん?やりたいことは全部...全部やれ!」のMCに続いてはもちろん、パンキッシュな名曲「全部やれ」。そして「ノビシロマックス」へ。

「35年なんてあっという間だよね」と、デビューからの苦難を、ギャグを交えて語る加藤に、会場も笑いとしみじみした雰囲気が交錯する。「ロックバンドで飯を食うなんて、無謀だよね」と、まだまだロックが市民権を得ていない時代からバンドをスタートさせた彼ららしい回想が印象深い。

中盤は一旦加藤が袖に引っ込み、古市のヴォーカル曲「マネー」からスタート。さらに古市、山森、ドラムスの古沢"cozi"岳之の3ピースで演奏されるブルージーなインスト曲を挟んで、加藤が市松模様のスーツに着替えて現れ後半戦へ。「愛ある世界」に続く反戦歌「NICK!NICK!NICK!」とメッセージ性の高いパワフルなナンバーが続き、後者では古市のギターソロも炸裂。テンションがMAXに向かうところで、加藤が再び、今、武道館に立った思いを熱く語った。

「ロックンロールをこんな広い会場でやれるのは、俺が一番気持ちいいんだよ! 俺を気持ちよくさせてくれたのはみんなのおかげだ!」

たった4人のバンドが、あの広い武道館を強烈なビートと圧倒的なプレイで支配し、後半は観客とメンバーの一体感が会場の空気を熱くする。観客も声が出せない分、ハンドクラップで応える「お願いマーシー」、古沢のタイトなリズムでビート感を強調する「限界ライン」、そしてスケールの大きい名曲「虚っぽの世界」で本編は幕を閉じた。

鳴りやまぬアンコールに応えて登場したメンバーたちは、まずディープ・パープルの「Burn」のフレーズをさらっと聴かせて名曲「世界を止めて」に繋ぐ。そしてバンドの代名詞でもある「僕はコレクター」とTHE COLLECTORSの代表的なナンバーを熱唱。ダブルアンコールではモッズコートを着込んだ加藤が、「僕の時間機械」を熱唱し、5年ぶりの武道館公演は盛大に幕を閉じた。

今回の「THE COLLECTORS 35th Anniversary "This is Mods"」の模様は、4月24日(日)にWOWOWプラスでテレビ初独占放送される。35年の時を経ても、初期から全く変わらぬ彼らのモッズ魂、ロックンロールへの憧れが詰まったこのステージを見届けたい。

文=馬飼野元宏

この記事の画像

放送情報

『THE COLLECTORS 35th Anniversary "This is Mods"』
放送日時:2022年4月24日(日)21:00~
チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

キャンペーンバナー

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連記事

関連記事