純烈が銭湯の平和を守るスーパーヒーローに！続編の公開も話題の『スーパー戦闘 純烈ジャー』

「夢は紅白！親孝行！」をスローガンに、2010年にデビューしたムード歌謡コーラスグループ・純烈。酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平という平均身長185㎝のイケメンたちは、その甘い歌声と軽妙なトークを武器に、スーパー銭湯における地道なライブ活動を展開し、マダム層を中心に圧倒的な人気を獲得した。2018年には、NHK紅白歌合戦へ初出場し、結成当初の夢を見事に実現。その後も、連続出場記録を更新し続けている。そんな彼らが初主演した映画が『スーパー戦闘 純烈ジャー』だ。

スーパー銭湯でマダムたちを熱狂させる一方で、密かに温泉の平和を守るヒーロー"純烈ジャー"として悪と戦っていた純烈のメンバー。ある時、彼らがライブで訪れたスーパー銭湯で不審死が発生し、事件の第一発見者でもある清掃員の女性が、純烈のステージに乱入してくる。実は、その女性は後上の高校時代の教師・天地聖子だった。そんな中、日本各地の温泉でイケメンが連続して失踪していることを知った酒井、小田井、白川は、恩師との再会に複雑な思いの後上をよそに、独自に捜査を開始する...。

酒井は「百獣戦隊ガオレンジャー」、白川は「忍風戦隊ハリケンジャー」、小田井は「仮面ライダー龍騎」と、メンバー4人中3人が戦隊ヒーロー作品出身であり、特撮映画制作はデビュー前からの目標だったという彼ら。唯一、特撮はもとより映画初チャレンジとなる後上は、小林綾子らベテラン勢の胸を借りながら、作品の主人公的ポジションとして奮闘。高校生時代の回想シーンでは、ガングロのギャル男の姿で登場し、パラパラも披露している。演歌界からは、小林幸子、前川清という超豪華メンバーも参加し、軽妙な演技で物語にさらなる深みを加えた。

歌あり、笑いあり、涙あり、そしてメンバーの裸体と特撮ヒーローへの変身シーンありと、純烈の魅力がぎっしり詰まった映画だ。前日譚となるミニシリーズ「純烈のラブ湯～全国名湯巡り」は、新潟県南魚沼郡湯沢町にある「湯沢東映ホテル」を舞台に、純烈ジャーが怪奇事件を解決する4話仕立てのドラマ。「純烈のラブ湯～全国名湯巡り」というロケ番組で湯沢にやって来た純烈の4人。しかし、番組の真の目的は、全国の温泉での怪奇目撃情報を入手し、各地の施設に温泉番組のロケを装って事件を解決していく、というものだった。

本編には、純烈と浅からぬ縁の新潟県在住プロレスラー、スーパー・ササダンゴ・マシンも登場し、お得意のプレゼンテーション芸を披露。メンバーと野球拳に興じるコンパニオンにはグラビアアイドルの未梨一花が扮し、そのマシュマロボディで純烈メンバーを釘付けにしている。そして、クライマックスには特撮の東映が誇る豪華ゲストも登場。スーパー・ササダンゴ・マシンや白川とゲストが繰り広げる、前代未聞のアクションシーンは特撮ファンならずとも必見だ。

2022年秋には、続編となる「スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免」の公開も決定した、純烈の記念すべき初主演映画シリーズ。彼らの俳優としての実力や小気味よいアドリブの数々、そして愛さずにはいられない魅力的なパーソナリティーと肉体美を心ゆくまで味わって欲しい。

文＝中村実香

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