渋谷すばるがBillboard Liveのステージで熱いパフォーマンスを披露

2022年11月15日、Billboard Live YOKOHAMAにてスカパー！による新たなる音楽プログラム「SPOOX MUSIC」が開催され、第一弾アーティストとして渋谷すばるが出演。渋谷は2022年9月から11月にかけてライブツアー「渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日」を完走したばかりで、同ライブではバンドスタイルによる熱量の高いパフォーマンスが披露された。

ライブのオープニングを飾ったのはツアーでも最初に披露された代表的なナンバー「ぼくのうた」。渋谷は会場の隅々にまで響き渡るように高らかに歌い上げ、早くも観客を惹き込んでいく。続けてロックナンバー「BUTT」の前奏では「Billboard〜！」と声高に叫んで会場を煽ると、その勢いを絶やさないように「これ」を披露し、自らの存在を証明するかのようにパフォーマンスをして観客を魅了した。

序盤の3曲とは打って変わってアコースティックなナンバー「レコード」をしっとりと歌うと、続けて披露された「Noise」でも鍵盤と渋谷の伸びやかなボーカルというシンプルな構成でじっくりとその歌声をオーディエンスに聴かせた。その後は「さられ」「水」「ライオン」をシンプルな音でパフォーマンスし、会場からはしとやかな拍手が巻き起こった。

MCでは自己紹介を挟みつつ、「記念すべき第1回目のライブに呼んでいただきまして、本当に光栄です」とステージに立てた喜びを語った渋谷。続けて渋谷は「まだまだ世界中安心しきれない日々が続いていますが、だからこそ、音楽とかエンターテイメントというのを大事に守っていきたいし、盛り上げていきたいなって思ったんです。なので、盛り上げていきましょう。楽しんでいきましょう」と観客へ伝えた。

後半は渋谷の「近所迷惑にならない程度にボリュームを上げてもいいんじゃないかな、楽しんでいきましょう！」という言葉から「ぼーにんげん」で幕を開けた。同曲は4ヶ月連続配信リリース第2弾としてリリースされたアッパーチューン。サビでは渋谷の歌声に応えるかのように観客も手を掲げるなど会場は一体感に包まれていた。

ベースとドラムのフリーセッションから始まった「きになる」では、渋谷が観客席側へと降り立ち、観客の目の前で歌声を響かせる。「きになる」のアウトロからそのまま「ワレワレハニンゲンダ」を続けてパフォーマンスすると、間奏で渋谷がブルースハープを披露し、ブルージーな雰囲気のここでしか見られないセッションが行われた。

ロックナンバー「爆音」で会場のボルテージが最高潮に達した後は、畳み掛けるように「踊ってこうぜー！」という渋谷の煽りから「ないしょダンス」を歌唱。2023年1月13日に公開される映画「ひみつのなっちゃん。」の主題歌にも起用されている同曲は、渋谷のエモーショナルで力強い歌声が印象的なナンバーだ。

改めてライブが出来た喜びを語りながら、「ここにいるみなさんと画面越しで見ているみなさんの熱意が伝わりましたよ。熱いです、最高です」と告げると、「たくさんの人がこれから一緒に楽しい心が動く瞬間がちょっとでも増えていくことを本当に心から願っています」と語った。

ラストに披露されたのは「7月5日」。ライブを見に来たお客さんも、身体を揺らしながら渋谷の歌声に寄り添っているシーンも見られ、ライブの終わりを惜しんでいるようだった。最後には「配信でご覧のみなさん最後までありがとうございました！」と感謝を告げ、全13曲のライブを締めくくった。

終演後には、渋谷が「(お客さんの反応が)めちゃくちゃダイレクトに伝わるし、こっちも相乗効果で乗せられました」とこの日のライブを回顧。続けて観客席に降りたことについて聞かれると、渋谷は「なんか行っちゃいました」と笑顔で振り返っており、充実したライブとなったようだ。

スペースシャワーTVでは12月下旬に当日のメイキングやインタビューを加えた【SPECIAL ver.】として放送される。渋谷の熱いライブをもう一度堪能したいという方はぜひ視聴してほしい。

文＝川崎龍也

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