非凡な音楽的才能を発揮！BTSのSUGAの「集大成」ともいうべき初のソロワールドツアーで披露した特別なセトリ

BTSのリードラッパーを担当し、数多くのヒット曲を手掛ける音楽プロデューサーでもあるSUGA。"Agust D"として自身の音楽を貫いたソロ初のワールドツアー『SUGA | Agust D TOUR』は、4月のアメリカ公演を皮切りにインドネシア、タイ、シンガポール、韓国...と各都市を巡り、改めてその非凡な音楽的才能を世界に知らしめることとなった。

6月2日～4日に神奈川・ぴあアリーナMMにて開催された日本公演は、日本でも大いに話題となったが、そのツアーファイナルとなる6月4日公演の模様が、TBSチャンネル1にてテレビ初独占放送される。

■約3年半ぶりの対面！日本のファンへ向けた心のこもったメッセージも

韓国の伝統弦楽器ヘグムのサウンドでオリエンタルなスパイスを効かせ、そこにストレートなラップを畳みかける「Haegeum」、華やかで雄壮なパフォーマンスの「Daechwita」では、客席に向かって拳を突き上げ「一緒に！」とコールを要望すると、観客も呼吸を合わせて縦のりになりペンライトの光の波が大きく揺れる。2016年に発表された初のミックステープ・タイトル曲「Agust D」では本音を露呈する怒涛のラップで会場を圧倒する。ライブ序盤から会場をSUGAの世界観にどっぷり染め上げていく。

「ファンの皆さん、こんばんは！SUGAです。皆さんに会えて嬉しいです。日本でのソロコンサートは初めてで凄く楽しみでした！もう最後の公演で、寂しいです。BTSのSUGAとしては初めてお見せするステージをたくさん準備しました」――約3年半ぶりに日本のファンと感動の再会を果たしたSUGAは、心を込めてそう言葉を紡ぐ。そして、メンバー全員からのサインとメッセージが書かれたアコースティックギターでの弾き語り「Trivia 轉 : Seesaw」で7人の想いが届けられると、涙を流す観客の姿も見受けられた。

■「Life Goes On」のピアノ弾き語りや、故・坂本龍一氏とのコラボ曲も！SUGAの集大成ともいえる特別なセトリ

「ビルボード200(米アルバムチャート)」で2位にランクインした新アルバム「D-DAY」の楽曲も数多く披露される。「People Pt.2 (feat. IU)」では、「皆さん、一緒に歌いましょう！」と声をかけ、マイクをフロアに向けて煽ると、観客が一つになって美しいハーモニーを響かせる。さらには、SUGAの感性を取り込み新しく完成させた"もうひとつの「Life Goes On」"が、ピアノの弾き語りで初披露されることも感慨深い。

また、SUGAが尊敬してやまない偉大なる音楽家である故・坂本龍一氏とのコラボレーションが実現した名曲「Snooze (feat. Ryuichi Sakamoto, WOOSUNG of The Rose)」も披露。一つ一つ大切に言葉を噛みしめるラップ、雄大で温かみのあるメロディー、優しいピアノの音色――力強い愛に満ち溢れたエールソングは、画面越しからも想いが伝わってくることだろう。

時折、両手を広げて気持ちよさそうに全身で受け止めるSUGAの満足そうな微笑みが印象深い今回の日本のファイナル公演。10年以上に及ぶキャリアで培った音楽性をさらけ出し、凄まじい熱量で観客との一体感を生み出した彼の集大成ともいうべき"歴代級"のステージを存分に堪能したい。

文＝HOMINIS編集部

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