女性チャンネル♪LaLa TVで5月から放送される「品位のある彼女」に出演のキム・ヒソンさんに見どころをお聞きしました!

■本作への出演のきっかけを教えて下さい。また、脚本を読まれた時の印象をお聞かせ下さい。

今私が置かれた状況ととても似ている点が多かったですね。ウ・アジンという役は一家の嫁、そして娘をもつ母親で、私も実際10歳の娘がいます。そして妻の立場とか、もちろんアン・ジェソクのような夫に浮気されるような環境ではないけど、とにかく普通の専業主婦として賢明な知恵を学びたいし、そんな役は演じたことがないので、欲も沸いてきたし、そして...作中で起こるハプニングとか、劇的な要素とか、そういったことは『品位のある彼女』の方が多いけど、ただ子どもを育てる母親として、もし実際私と私の夫がこんな関係になってしまったら、私はどうしただろう、そしてウ・アジンならどうしただろうと比較しながら読んでいたら、ウ・アジンが本当に私自身みたいでした。だから最初から自分と比較しながら台本を読み上げましたね。それで今後の台本がとても気になったし、本当にウ・アジンがあんな状況をどうやって乗り越えていくのかもとても気になりました。

■キム・ヒソンさんが思うウ・アジンという人物はどんな人ですか?演じながら特別意識したり、気を配った部分はありますか?

ウ・アジンも人間だからミスもしたりしますが、それでも本当に責任感の強い、自分の立場を守りながら、責任感のある、そんな女性みたいです。そして本当に大変なことに直面したとき、困惑せずに賢明に対処できるスマートで賢い女性という印象を受けました。夫がほかの女と浮気していることを知っていながら子どものためにプライドを捨てるべきときは捨てて、子どものために言うべきことははっきり言います。私と比較すれば、私だったら腹が立ってとにかく怒鳴ってみて全部諦めてしまいそうな気分になるはずですが、ウ・アジンはもっと大きな絵を見ていました。台本を読んで、こんなことを経験するようになっても賢明に対処したいと思ったし、自分の感情でムキになって一瞬の感情に偏らずに、最近よく言う"ビッグピクチャー"を常に考えているような、大きな絵を見て皆が幸せになることを考えられる女性、それがウ・アジンらしくてカッコいいと思いました。

■パク・ボクジャ役のキム・ソナさんと共演された感想はいかがでしたか?

17年前くらいにお姉さん(キム・ソナ)が新人だったとき、共演したことがあります。友達関係だったけど、一緒に撮影するシーンがあまりなくて。でも、久々に会えてとても嬉しくて、初めて共演する人よりも息が合いました。互いの役をうまく演じきることができたと思います。

■キム・ソナさんと共演されたシーンで記憶に残っているシーンやたくさん話し合われたシーンがありましたら教えてください。

私とパク・ボクジャは直接的な葛藤はないです。ただこの家の嫁として、姑は早く亡くなったし、舅も病院に入院しているから、私がこの家を代表してパク・ボクジャに会うシーンが多かったけど、個人的な恨みとかはないです。ウ・アジンなら彼女をもっと理解できたかも知れないですね。とにかく私はこの家の財産と関連して代表としてパク・ボクジャと葛藤していました。私は病気の舅を守らなければならないし、この家のわがままな次男と長男、長女を代弁して戦わなければならない立場なので、パク・ボクジャと葛藤していたけど、実はウ・アジンもパク・ボクジャの人生に対して憐憫というか、同情というか、そんな感情を持っていたかもしれません。こんな風に出会わなかったら、もっと仲良くなれそうで...だから後には(ボクジャに)もう一度チャンスを与えます。舅を起き上がらせてくれたら、あなたの分をあげると言うシーンとか。パク・ボクジャとは個人的な葛藤より、自分の家門に犯した過ちでぶつかることが多かったけど...。

■一番大変だったシーンは何ですか?

まずウ・アジンは気を使うべきことが多すぎです。一番大変だったのは、ウ・アジンはパク・ボクジャとの葛藤もあったし、夫の不倫に気を使わなければならないし、次男の嫁として義理のお父さんの入院している病院にも行かなければならないし、実家に帰って子どもの世話もしなければならないし、お母さんたちの悩みの相談にも乗ります。ウ・アジンだけが本作に登場する人物たち(すべて)に会ったんです。パク・ボクジャの場合はギャラリーとかブランチ会とかで子どもの母親たちに会うことはありません。ドラマで会うことがないから、一度も一緒に撮影できずに終わった俳優たちがとても多いです。でも私は子どもの母親たちに会ったり、パク・ボクジャに会ったり、舅に会ったりして全ての俳優たちに会えました。会う度私の役割は違いますから、この人に会うときはこう演じるし、パク・ボクジャに会うときはこう演じて...肉体的にも、精神的にも混乱してしまうことはありましたが、いろんな人に会えて楽しくもありました。

写真:Kyungpyo Kim (STUDIO DAUN)

■このドラマはキム・ヒソンさんにとってどのような作品として残りますか?

私をキャスティングしてくださってとても感謝しており、反応も良く、視聴者の方々に本当に感謝しています。今回は私のターニングポイントの一つになった作品だと思います。なぜかというと実は結婚して子どもを産んで落ち込んでいたんです。私は母親としての役割を果たすべきなのか、女優として段々地位が下がってしまうのではないかと心配していましたが、新聞の記事を読んだら、40代のお姉さんたちを勇気づけたと書かれていて、本当に嬉しかったですね。最近はアイドルや他の俳優たちもたくさんドラマに出ているので、その記事を見てさらに一生懸命頑張れたし、どん底まで落ちていた私の気分や情熱を引き上げてくれた作品だと思います。

■日本旅行はされたことがありますか?もしあれば日本旅行に行った時の思い出を教えて下さい。

東京もよく行くのですが、休みのときには地方にもよく行きます。日本旅行でいつも感じていることは何かというと、ただの家なんですよ。お祖父さん、お祖母さんが住んでいるただの家なのに、庭の片隅まで片付いていて、まるでセットみたいに見えました。それがその都市の一つのインテリアみたいな感じでしたね。本当にきれいでよく片付いていて、田舎に行って家を見ているだけでも癒されます。日本に旅行へ行っていろいろなものを見てくると気分もよくなるし、料理もおいしいし、個人的には日本が大好きです。実は日本でこうやって活動するのは嫌なんですよ。顔が知られちゃダメだから、冗談です。

■日本のワーキングマザーに簡単なメッセージをお願いします。また、キム・ヒソンさんならではの人間関係をよく保つコツなどを教えてください。

人間関係のコツは...私はそんなコツを必要としない縁もあると思いますよ。全ての人たちが私を好きになれないし、全ての人たちに私が合わせることもできません。だから、私は年を取るにつれ、不要な縁にこだわらず、私と合って私の好きな人々に最善を尽くせば、その人も私の真正性を分かってくれるんじゃないかなと思っています。段々自分の周りに人がいなくなるからと言って、人間関係が悪いってわけじゃないですよね。本当の友達が一人でもいる人が幸せな人だと思いますが、最近SNSやら何やらコミュニケーションできる媒体が多いから、気を使わなくてもいい縁が多いです。それにこだわっていたら、大切な縁を逃してしまうかも知れません。だから、自分が気を使える人と縁を結んで、その人たちにもっと気を使っていれば、自分の心を分かってくれるんじゃないですかね。

■これからご覧になる日本の視聴者の皆さんに作品とウ・アジンという人物に対するアピールをお願いします。

本作はあり得ないストーリーではないので、皆さんがもっと共感できると思います。そして『品位のある彼女』の中で起こる出来事は江南、韓国だけではなく、世界どこでも起こり得るような不倫などを描いているので、気楽に楽しめると思います。また劇中のブラックコメディ的な要素が日本語にうまく翻訳され、表現していただけると、爆笑できるポイントが多いです。脚本のペク・ミギョンがそれを狙って書いたところがいくつかありますよ。そういうところをうまく表現していただけたら、ギャグ並みに面白い要素が多いです。

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放送情報

品位のある彼女

放送日時:2018年5月21日(月)13:30~

チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV

出演者 :キム・ヒソン、キム・ソナ、イ・ギウ、チョン・サンフン、イ・テイム 他



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