最新作も韓国で大ヒット! マ・ドンソクがコワモテ刑事を熱演する「犯罪都市」シリーズ

実際に起きた事件をベースに描いたシリーズ第1作「犯罪都市」
実際に起きた事件をベースに描いたシリーズ第1作「犯罪都市」

■庶民派のスーパーヒーロー、マ・ソクトが悪党をなぎ倒す!

ハリウッドにマーベルがあるように、韓国にはマ・ドンソクがいる。そんな、ちょっとありえない比較をしたくなるほど、現在の韓国映画界において彼の存在感は圧倒的だ。唯一無二の体格と親しみやすい笑顔で観客を引きつけるマ・ドンソクは俳優としてだけではなく、プロデューサーとしても力を発揮。特に2017年に第1作が発表されて以降、第3作まで作られている「犯罪都市」シリーズは、「観客の劇場離れ」が深刻な問題となっているコロナ禍後にあっても変わらず支持を集めている。

武器を使わず拳で勝負するマ・ソクトのアクションは圧巻!(「犯罪都市」)
武器を使わず拳で勝負するマ・ソクトのアクションは圧巻!(「犯罪都市」)

(c) 2017 KIWI MEDIA GROUP & VANTAGE E&M. ALL RIGHTS RESERVED

2004年にソウルで実際に起きた事件をモチーフにした「犯罪都市」は、暴力組織同士の抗争が続く都市の警察に所属する刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)と、中国から新たに乗り込んできた犯罪組織のリーダー、チャン・チェン(ユン・ゲサン)との対決を描く。見どころは「悪い奴は殴られないと!」が口癖のソクトが見せるパワフルでスピーディなアクション。丸太のように太い腕だけで悪党たちをなぎ倒していく姿は、爽快そのものだ。この作品がその後、シリーズものとして確固たる人気を得ていったのも、庶民的でありながらも無敵のスーパーヒーロー、マ・ソクトを生み出したことが大きな理由だろう。

韓国警察の強力班(強行犯係)が、中国の新興勢力や韓国マフィアと激突する(「犯罪都市」)
韓国警察の強力班(強行犯係)が、中国の新興勢力や韓国マフィアと激突する(「犯罪都市」)

(c) 2017 KIWI MEDIA GROUP & VANTAGE E&M. ALL RIGHTS RESERVED

マ・ソクトを演じているマ・ドンソクは2004年の「風の伝説」でスクリーンデビューして以来、主に腕っぷしの強い暴力団員または刑事といった役柄を演じてきた。アクションやサスペンスが多い韓国映画の中に数多く登場する「体格がよくて怖い人」の一人だったが、出演作品の数が増えるにしたがって、その類まれな個性が輝き始める。「隣人-The Neighbors-」(2012年)や「グッバイ・シングル」(2016年)といった作品で外見とのギャップを生かした意外性のあるキャラクターで観客を驚かせた後、記録的なヒットとなった「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)では、謎のウイルスに感染した乗客たちが次々とゾンビ化していくなか、人々を腕一本で守る男を好演。その勇姿は日本のファンをも魅了し、映画雑誌「映画秘宝」の恒例企画「ベスト&トホホ10」のベスト・ガイ部門の第1位にも選ばれた。腕力は並外れているものの、身重の妻には頭が上がらないという設定も愛らしく、この作品以降、韓国では「マ+ラブリー」を略した「マブリー」という愛称が定着している。こうした成功を受けてマ・ドンソクは「映画界に入った頃からの夢だった」という製作にも関わるようになっていく。

「犯罪都市」シリーズのもう一つの魅力は、マ・ソクトの前に立ちはだかる強烈な悪役たちだ。「犯罪都市」では、アイドルグループgod出身で「マルモイ ことばあつめ」(2019年)などでは善良なキャラクターに扮してきたユン・ゲサンが、残酷な行為を楽しむような悪党チャン・チェンを鬼気迫る演技で見せた。また、彼の右腕であるソンラクを印象的に演じたチン・ソンギュが青龍賞で助演男優賞を受賞するなど、助演俳優たちの活躍も目立った。

■スケールも悪役もパワーアップした興奮必至の第2作!

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放送情報

犯罪都市
放送日時:2023年8月11日(金・祝)19:45~

犯罪都市 THE ROUNDUP
放送日時:2023年8月11日(金・祝)22:00~、26日(土)9:30~
チャンネル:スターチャンネル1

犯罪都市 THE ROUNDUP[吹]
放送日時:2023年8月7日(月)21:00~、20日(日)9:45~
チャンネル:スターチャンネル3

※放送スケジュールは変更になる場合があります

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