パク・ソジュンの衰えない人気ぶり！パク・ボヨンとの夫婦役も話題になった映画「コンクリート・ユートピア」

8月23日、25日に7年ぶりとなる来日ファンミーティング「2024 PARK SEO JUN FANMEETING 'ソジュンシ(時)'」を開催したパク・ソジュン。チケットは即完売し、急遽追加席が用意されるなど、大きな反響を集めた。

俳優活動の休息期であるにも関わらず1万8000人ものファンを動員した今回の来日が証明しているように、「梨泰院クラス」(2020年)以降も、爆発的な人気ぶりは衰え知らず。9月27日(金)からシーズン2が配信を控える「京城クリーチャー」やハリウッド進出となった映画「マーベルズ」(2023年)など、話題作への出演が相次いでいる。

そんな世界的な活躍を見せるソジュンが、韓国の名優イ・ビョンホンと共演を果たし話題となったのが、10月5日(土)にＷＯＷＯＷシネマで放送される「コンクリート・ユートピア」だ。アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されるなど国際的な評価も高い本作は、未曾有の大地震によってソウルの街が壊滅状態になる中、唯一倒壊を免れたマンションで繰り広げられる人間模様を描いている。

"ユートピア"というタイトルとは裏腹に、住民以外は排除されるというマンション内外の分断や住民同士による階級闘争、絶対的リーダーによる独裁など、ディストピア状態での人間の恐ろしさを、ハイレベルなVFXと共に描き出し、世界152ヶ国で上映されるヒット作となった。

ビョンホンが演じるのは物語の中心人物のヨンタク。無法状態となったマンションで火事が起こった際に、危険を顧みることなく消化活動に当たったことで住民の信頼を獲得しマンションの臨時代表に選ばれる。安全なユートピアを作るためなら暴力も辞さず、次第に権力に酔いしれていく男の狂気を体現しており、冴えなかった顔が次第に活力に満ち、さらに不気味な影を落としていく怪演は圧巻だ。

そんなヨンタクによってマンションの防犯隊長に任命されるのがソジュン演じるミンソン。義務警察出身の公務員という職業柄、不本意ながらも注目を集めるミンソンは、外来者の排除に積極的な住民たちに戸惑いつつも、抜群のリーダーシップで理想郷を作り上げていくヨンタクに次第に心酔していく。

違和感に目を瞑り、周囲に流されてしまう脆さの一方、エスカレートしていく自分たちの行いに対する葛藤など、ソジュンは人間味のあるミンソンの胸中を体現。過酷な環境を生き伸びたい普通な男がヨンタクとの交流によって少しずつ歪んでいく様子を、自然な笑顔などやりすぎない感情表現で浮かび上がらせ、共感力の高い人物として物語にリアリティをもたらしている。

ビョンホンとの見応えのある演技合戦もさることながら、妻ミョンファを演じたパク・ボヨンとも抜群のケミストリーを発揮。映画のPRとして、"大災害が起こる前の世界"という設定で公開した、お揃いのパーカー姿で笑い合うナチュラルな夫婦ショットも話題を集めた。

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