クォン・サンウが演技の幅の広さを見せる！年齢を重ねた魅力が詰まった映画「スイッチ 人生最高の贈り物」

本格的なアクションをこなした「鬼手」(2019年)や元暗殺者の売れない漫画家を演じたアクション「ヒットマン エージェント：ジュン」(2020年)など、近年は多彩なジャンルに挑戦し、作品ごとのギャップのある演技で役者としてさらなる進化を遂げているクォン・サンウ。

彼の代表作といえば、2004年10月の日本初放送から今年で20年を迎える「天国の階段」だ。韓国で最高視聴率45.3％を叩き出すなど、アジア諸国で大ブームを巻き起こした本作で、過酷な運命に翻弄されながらも、幼なじみへの純愛を貫こうとする御曹司を演じ一躍ブレイク。"涙の貴公子"と呼ばれたマスクを武器にその後も数々のヒット作を生み出していった。

48歳になった今もなお健在のイケメンぶりはもちろん、時にコミカルで、時に情けない姿まで、数々の役を自分のものにしてきたサンウ。そんな20年以上にわたる役者人生での"振り幅"が凝縮された作品が、サンウが"トップスター"と"売れない俳優"という真逆の人生を演じたファンタジーコメディ「スイッチ 人生最高の贈り物」(ＷＯＷＯＷシネマで10月16日(水)に放送)だ。

独身生活を謳歌するスター俳優パク・ガン(クォン・サンウ)がクリスマスイブの翌朝に目を覚ましたところ、相棒のマネージャー、チョ・ユン(オ・ジョンセ)と人生が入れ替わっており、スターになるために諦めた元恋人スヒョン(イ・ミンジョン)との結婚というもう一つの人生を味わうことになる...という往年のハリウッド作品を思わせるユニークな物語が繰り広げられる。

オファーは絶えないが問題も多いスターをサンウは嬉々として演じており、オファーにろくに耳も傾けず「とにかく金だ」と言い放ったり、セリフを覚えられずに現場でキレ散らかしたりと、高慢な態度の"俺様男"を誇張気味に表現。また、お騒がせセレブから所帯持ちの売れない俳優へ一夜にして人生が変わると、子どもたちからも呆れられる情けない男へと変身。理解できない状況に頭を抱えたり、お金も仕事のない現実に困り果てたりと、コミカルな演技が笑いを誘う。

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