イ・ジョンソクの狂気に満ちたテロリスト演技！キム・レウォン、チャウヌらと新境地を見せた映画「デシベル」

"新・韓流四天王"の一人と呼ばれる俳優イ・ジョンソク。35歳の誕生日を迎えた9月14日には、日本ファンミーティング「2024 LEE JONG SUK Birthday Party in Japan "Invitation"」を開催し大盛況となった。「君の声が聞こえる」(2013年)でブレイク後、「ピノキオ」(2014年)や「あなたが眠っている間に」(2017年)、「ロマンスは別冊付録」(2019年)など数多くのヒットドラマの主演を務め、除隊後初のドラマ出演となった「ビッグマウス」(2022年)も記憶に新しい。

ロマンス作品をはじめ日本でも絶大な人気を誇るジョンソクが、近年、新境地を見せたと高く評価されたのが映画「デシベル」(2022年)だ。10月12日(土)にＷＯＷＯＷシネマで放送される本作は、大都市に仕掛けられた"騒音反応型爆弾"をめぐり圧倒的なスケールで展開するサスペンスアクション。

大都市・釜山にある一軒家で爆破事件が発生。そのニュースを目にした元海軍副長カン・ドヨンに電話がかかってくる。相手はテロリストで「次のターゲットはサッカースタジアム。通報したり観客を避難させたりしたら爆発する」と脅迫。仕掛けられた爆弾は、普通とは違い騒音が一定のデシベルを超えると起爆までの時間が半減して爆発するという特殊爆弾だった。ドヨンは事態を把握する間もなく、5万人の観衆で埋め尽くされた釜山アシアード競技場に向かう...。

ジョンソクが演じたのは、爆弾設計者である高IQの凶悪テロリスト。サッカースタジアムに続き、人が集まる場所を狙って次々と爆弾が仕掛け、テロの標的となった元海軍副長に、淡々と感情を抑えた声で脅迫を続ける。

真意の見えない冷酷な視線やふとした時の陰のある表情に、内に秘めた静かな怒りと深い悲しみを感じさせる。極限の状況で見せた演技が真に迫り、悲痛な叫びが胸を締め付けた。緩急をつけた繊細な表現で、ジョンソクが悲しい過去を背負いながら狂気に満ちた男を熱演している。

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