6月13日、韓国デビュー12周年を迎えたBTS。BTSと"ARMY(ファンネーム)"の心を繋ぐ毎年恒例の祝祭「BTS FESTA」も異様な盛り上がりを見せる中、6月10日にはRMとV、6月11日にはJIMIN(ジミン)とJUNG KOOK(ジョングク)が相次いで除隊。その待望の瞬間を、世界中が見守り、軍生活を終えた2組がそれぞれ直後に行ったライブ配信も大反響。残すは、6月21日(土)に招集解除となるSUGAのカムバックを待つばかりで、いよいよ"完全体"の活動への期待が最高潮に高まってきた。

いち早く兵役を終え、ソロ活動を再開させている最年長のJINやJ-HOPEとも合流し、遂にBTSがカムバックする――そのステージはまだ正式にアナウンスされていないものの、世界が待ち望む伝説の1日となることは確実だ。

■BTSの"12周年"を記念した大特集！メンバーたちの"人格者"ぶりが垣間見える「I-LAND」出演シーンも...

そんなBTSの12回目のアニバーサリーを記念した特集＜BTS 12th Anniversary FESTA - BANG! TAN! ARMY＞がMnetにて5月より3ヶ月連続で放送中だ。メンバーたちの貴重なバラエティ出演回や、K-POPのNo.1チャートショー「M COUNTDOWN」の舞台裏映像、世界最大級のK-POP授賞式「MAMA AWARDS」など、多彩なラインナップが用意されている。

その中で改めて振り返りたいのが、今や"K-POP第4世代"を代表するグローバルグループへと成長を遂げたENHYPENを誕生させたプロジェクト「I-LAND」における、BTS出演の名場面だ。

BTSが所属するBig HitとCJ ENMの共同プロジェクトとして2020年に始動した「I-LAND字幕版」は、次世代を担うK-POPアーティストが誕生するまでの過程を追う観察型リアリティ番組。

BTSがゲストとして初登場した7話では、練習室や居住空間、ステージなどを擁する大型複合空間"I-LAND"を訪れた7人があちこちを見学し、はしゃぎ回るという微笑ましい姿も...。何より注目したいのは、志願者たちの"お悩み相談"に寄り添い励ます、彼らの"金言"ともいえるメッセージの数々だ。

「いい影響を与えるリーダーとは？」という質問には、BTSの絶対的リーダーであるRMが「例えば何かを準備する必要があるとき、率先して動けることがいいリーダーの要件だと思う」と回答。SUGAは「リーダーに与えられるのは責任感だけ」とその立場を理解した上で、「全員にいい影響を与えようと意気込むと辛くなる。もう少し肩の力を抜いてもいいと思う」と一歩引いた視点からの助言をする。

「周りがイケメンばかりで羨ましい」という悩みを打ち明けた志願者には、「君もじゅうぶんイケメンだと思うよ」とJUNG KOOKが優しい言葉をかけ、「僕でもデビューできた」というSUGAの自虐に爆笑しながら、「僕も！」と続くJ-HOPEは、「希望を持って！」とサムズアップ。Vも「自分の魅力を理解して、それで勝負すればいい」と真剣にエールを送る。

「家族と長く離れて恋しい」と漏らす志願者の心情には全員が寄り添い、RMが過去の自身の経験も披露しつつ背中を押す。仲の良さが伝わるやり取りをたっぷり交えながら、それぞれの悩みに耳を傾け、プロとしての誠実なアドバイスを送る7人。世界的スターになるべくしてなった"人格者"ぶりが伝わる言葉の数々は、今振り返っても胸に沁みてくるはずだ。

■カムバック記念番組に見る、ARMYへの想いと並々ならぬプロ意識