7月12・13日に、FNC ENTERTAINMENT所属のバンドグループが総出演した音楽フェス「FNC BAND KINGDOM 2025」が開催された。K-POPバンドシーンを牽引してきた2トップ、FTISLANDとCNBLUEが圧倒的な存在感を示したのはもちろんのこと、今回の公演では新たに熱い視線を集めたグループがいた。それが、今回初参加となる新人バンドAxMxP(エイエムピー)である。

AxMxPは、"第2のジョン・ヨンファ"と視線を集めているメインボーカル、ハ・ユジュン率いる4人組。伸びやかで力強く、時に繊細な歌声を放つユジュンの抜群のボーカル力とカリスマ性は新人の域をはるかに超越している。また、彼が注目を集める背景には、FNCが製作に参加し、ロウンやチョン・ヘインの特別出演も話題となったドラマ「四季の春～恋めぐる僕らの季節～」への出演も大きく関わっている。

8月4日(月)よりKNTVにてTV初放送される本作は、夢を追いかける若者たちの葛藤や友情、そして音楽への情熱が交錯する青春キャンパスロマンス。ハ・ユジュンが演じるのは、自らの暴行事件によって謹慎を言い渡されたK-POPアイドルバンド"ザ・クラウン"のリーダー、サゲだ。

活動自粛中に大学へ復学して謹慎生活を送ることになり、そこで平凡な女子大生キム・ボム(パク・ジフ)と出会ったサゲは一瞬で恋に落ちる。興奮のままに彼女が所属する大学のバンド部への入部を試みるも、ボムに同じく想いを寄せる部長のテヤン(イ・スンヒョプ/N.Flying)と対立し、サゲは結局、自身のバンド"トゥ・サゲ・バンド"を結成。ボム、サゲのファンだったギュリ、天才ドラマーのジング、そしてボムを追ってテヤンも最終的にメンバーとなり、サゲは初めて"仲間と音楽を作る喜び"を感じていく。

音楽への情熱を抱えつつも、さまざまな壁にぶつかり葛藤するサゲの心情を、ハ・ユジュンは繊細な演技で表現。恋にときめく瑞々しい姿や、不器用ながらも必死に感情を伝えようとする表情が見る者の胸を打つ。そして何より、彼の優れたボーカル力が"天才ボーカリスト"としてのサゲのキャラクターに説得力を与えている。CNBLUEのフロントマン、ジョン・ヨンファにも通じる力強さと歌声に宿る情熱が、躍動感あるバンドシーンから大いに伝わってくるだろう。