歌姫・IUとパク・ボゴムの名演が光った「おつかれさま」、"号泣必至"の友情物語「ウンジュンとサンヨン」、年末に滑り込んできたパク・ソジュン7年ぶりのラブロマンス「明日はきっと」、ヒョンビン&チョン・ウソン競演の追跡劇「メイド・イン・コリア」...と、2025年も多様なプラットホームを拠点に話題を振りまいてきた韓ドラ界。"日韓合作"のムーブメントも依然としてトレンドで、「匿名の恋人たち」などヒット作も多数誕生している。
韓国の地上波3局(MBC・KBS・SBS)からも、多彩なジャンルの良質なドラマが続々。毎年年末に行われる各局恒例の「演技大賞」には、日本での人気も高いスター俳優の出席が多数予告されており、今年は大いに盛り上がりそうな予感大!そこで筆者独断による受賞予想も織り交ぜ、今年の韓ドラを振り返ってみたい。
■2025 MBC演技大賞
(C)2025 MBC
2024年は、心理サスペンス「こんなに親密な裏切り者」のハン・ソッキュが大賞を勝ち取ったMBC演技大賞。2025年は、カン・テオの除隊後復帰作「この川には月が流れる」に注目したい。
笑顔を失った世子と記憶を失った布商の魂が入れ替わるファンタジー・ロマンス時代劇で、ヒロインのキム・セジョンとの"入れ替わり演技"を披露しているテオ。放送スタート直後にSNS話題性ランキングで1位となった期待値そのままに、ブランクを感じさせない熱い演技を披露。セジョンとのケミも"熱愛説"が囁かれるほどで、賞レースに絡んできそうだ。
(C)2025 MBC
このほか、日本人気も抜群のナ・イヌとイ・セヨンによる「モーテル・カリフォルニア」、ソ・ガンジュンの復帰作としても注目を集めた「アンダーカバーハイスクール」、キム・ヨンデがエリート中のエリートを演じた群像劇「月まで行こう」などが話題を集めた2025年。チョン・ギョンホが主演したコミカルなファンタジー「労務士ノ・ムジン」も、「賢い医師生活」での"同僚"キム・デミョンのサプライズ出演など遊び心が光っただけに、授賞式でももうひと盛り上がり見せてくれそう。
さらに、2026年のMBCドラマを彩るIU&ビョン・ウソク(「パーフェクト・クラウン(原題)」)や、イ・ソンギョン&チェ・ジョンヒョプ(「きらびやかな君の季節に」)らがプレゼンターとして登壇することも予告されているだけに、華やかなセレモニーが期待できそうだ。
■2025 KBS演技大賞
(C)KBS
2024年は週末ドラマ「タリミファミリー」が9冠と人気を集めたKBS。2025年は、突き抜けた作品こそ見当たらないが、安定した良作が揃った。
シム・ウンギョン主演映画のドラマリメイク版「あやしい彼女」ではチョン・ジソの"おばあちゃん演技"が好評。少女時代のソヒョンと2PMのテギョンが呼吸を合わせた「主役の初体験、私が奪っちゃいました」もSNSで「想像以上に面白い」の声が上がる反響を見せただけに、受賞も期待したい。「おつかれさま」や日本映画「TOKYOタクシー」で注目されたイ・ジュニョンは、主演ドラマ「恋も鍛えてくれますか?-24時フィットネス-」で筋肉オタクなジム館長を熱演。コメディ演技と筋肉美で存在感をアピールした。









