「テラスハウス」ハワイ編の福山智可子も出演!94歳のクリント・イーストウッド監督が手がけた法廷ミステリー「陪審員2番」

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「陪審員2番」 (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
「陪審員2番」 (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

1971年に「恐怖のメロディ」で監督デビューして以降、2度のアカデミー賞監督賞受賞など輝かしいキャリアを築き、今年で監督歴55年を迎える御年95歳のクリント・イーストウッド監督。

106歳で逝去したポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督や、99歳まで現役を貫いた新藤兼人監督など、高齢になっても現役を貫いた監督に並ぶ存在としてあり続けてほしいが、そんなイーストウッド監督が2024年に94歳にして発表したのが、2月11日(水)にWOWOWシネマにて放送される法廷サスペンス「陪審員2番」だ。

ニコラス・ホルトが心の葛藤に苦しむ主人公を好演した「陪審員2番」
ニコラス・ホルトが心の葛藤に苦しむ主人公を好演した「陪審員2番」

(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

本作は日本での劇場公開が見送られ、配信で初披露となったことで議論を巻き起こした。ある裁判の陪審員となった男が、自らがその事件に大きく関っていることに気づき、苦悩するという法廷サスペンス。「許されざる者」(1992年)や「ミスティック・リバー」(2003年)など、二元論で割り切れない善悪の向こう側を描く作品を作り続けてきたイーストウッド監督の十八番のテーマと言える。

アメリカ南部のある町で身重となった愛妻のアリー(ゾーイ・ドゥイッチ)と幸せに暮らすケンプ(ニコラス・ホルト)が、陪審員の一員に選ばれる。日頃から暴力的な男が、雨の晩にバーで喧嘩別れした恋人を橋から突き落として殺したとされる事件で、検察官のフェイス(トニ・コレット)や他の陪審員たちも被告による犯行とみなす中、その夜バーにいたケンプは自分が事件に関わっているかも...と動揺する。

「陪審員2番」
「陪審員2番」

(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

主人公・ケンプを演じるのは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年)での白塗りスキンヘッド姿や「スーパーマン」(2025年)の強烈なヴィラン役も記憶に新しいニコラス・ホルト。事件の詳細を聞き、自分が現場にいたことに気づいて愕然とする様子を、ホルトはぼんやりと遠くを見つめるような眼差しで巧みに表現。家族の将来など様々なことを天秤にかけながら葛藤し、追い込まれていく男の複雑な胸中を浮かび上がらせる。

普通に取り繕っているように見せながらもどこか挙動がおかしく、何か後ろめたいことがあるのでは?と、見る者に思わせるホルトの演技。それと並行しながら、ケンプの人となりが浮かび上がっていくという構成も見事で、物語にグングンと引き込まれる。

ホルトに加え、真実に気づき揺らぐ担当検事役のトニ・コレット、陪審員の一人で元刑事役のJ・K・シモンズなど、実力派が正義を問う物語に流石の演技で重みを与えていく。

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