韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメントに所属するユンホ(東方神起)、テミン(SHINee)、カイ(EXO)。同じ事務所の先輩後輩という関係性であり、彼ら3人には"ダンスの申し子"という共通点もある。
熱心なファンにはよく知られているところだが、それぞれダンスキャリアを振り返っておくと、まずユンホは韓国出身アーティストの中でトップクラスと言われる実力の持ち主。小学生からダンスに熱中し、事務所のオーディションでダンス部門1位に輝いて練習生になったという経歴からも、彼のスタートがいかに別格だったかが分かる。3年以上の練習生期間を経て東方神起としてデビュー後も、長い手脚を生かしたクオリティーの高いダンスは多くのファンをクギヅケに。再始動後の初シングル「Why?(Keep Your Head Down)」は圧倒的な躍動感と細かい部分まで完璧に仕上げたハイクオリティーなダンスが話題を呼び、2014年の韓国のランキング番組「スーパーアイドルチャートショー」では一般の男女300人を対象にしたアンケート"あなたが考える韓国最高のダンシングキングは?"で1位を獲得。どんな世代をも惹きつけてしまう飛び抜けた表現力は、まさに鳥肌ものだ。
"努力の天才"とも評されるテミンは、パワフルでカリスマ性あふれるダンスが特徴。SHINeeではダンスの要を担う最年少メンバーとして、グループのパフォーマンスを支えている。2016年にはメンバー初の日本ソロデビューを果たし、1stミニアルバム「さよならひとり」の同名タイトル曲では世界的ダンサー・菅原小春とコラボ。彼女が振り付けを担当した、流れるように美しく力強いテミンのダンスは一見の価値ありだ。
テミンと同学年で、共に練習生時代を過ごした親友でもあるカイはEXOを代表するダンスマシーン。キレのあるダイナミックなダンスは一度見たら忘れられないインパクトで、楽曲ごとに静と動を見事に使い分ける表現力の高いダンスはアイドルの次元を超えていると絶賛されることも。今年1月に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されたEXOのコンサートでは、ソロステージ「I SEE YOU」でコンテンポラリーダンスのようなしなやかで芸術的な舞を披露。彼の群を抜いたダンスポテンシャルをこれでもかというほどアピールした。
そんなダンスではSMの看板を背負う3人だが、華やかなステージの裏には驚くほど膨大な練習量があった――。下積み時代の苦労や現在に至るまでのエピソードなど、これまで語られることのなかった胸の内を明かすドキュメンタリー「ユンホ・テミン・カイの決心 1万時間」が7月20日(金)に日本初放送される。韓国では2014年に放送され、13年前の自身の練習生動画を見ながら回想するユンホ、「友人の間の僕のニックネームは"音痴"だった」と振り返るテミン、同学年のテミンが先にデビューしたときのことを語るカイの姿が本国韓国で大きな話題に。今や世界を股にかけるスターとなった彼らの軌跡を深く知ることができる貴重なプログラムは必見だ!
文=川倉由起子
放送情報
ユンホ・テミン・カイの決心 1万時間 (日本語字幕)
放送日時:2018年7月20日(金)23:30~
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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