パク・ボゴムが麗しいプリンス衣装に身を包んだ初主演作

今勢いのある韓国若手俳優の一人、パク・ボゴムの人気を確かなものとしたドラマ「雲が描いた月明り」が放送になる。

パク・ボゴムは1993年生まれで、デビューは2011年、映画『ブラインド』。以降、着々と出演を重ね、2014年には「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ~」、2015年には「君を憶えてる」などに出演。そして同年の「恋のスケッチ~応答せよ1988~」で初めてメイン級の役をゲット。一途でピュアな天才棋士という役どころで、一躍注目俳優へと躍り出た。その後、時代劇初主演となったのが、韓国で最高視聴率25.3%を獲得した2016年の「雲が描いた月明り」だ。

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本作は人気ウェブ小説をドラマ化した歴史ラブコメディー。朝鮮王朝時代を舞台に、パク・ボゴム演じるイ・ヨン世子と、わけあって男装し王宮に入ることになったヒロイン、サムノム(男性名)/ラオン(女性名)(キム・ユジョン)のもどかしい恋模様を描く。

ボゴムはイ・ヨン世子を多彩な表情で演じきった。世子はちょっぴりわがままで、子犬のようにやんちゃ。ときに冷たく意地悪な態度もとるが、それは宮廷において難しい立場に立たされ、孤独を抱えているから。そんな世子が、サムノムとの友情を育むうちに、とげとげしい態度もやわらいでいく。サムノムが女性と知るや、騎士さながらに彼女を守ろうとし、絵に描いたような王子ぶりを発揮。相手をじっと見詰めるまなざしは熱く、見ている側まで情熱が伝わってきそうだ。

ボゴムのそんな演技は高い評価を得て、翌2017年には韓国のさまざまなアワードを総なめにした。出演当時はまだ20代前半、甘酸っぱい恋愛ストーリーを嫌味なく見せられたということも大きいだろう。韓国のみならず日本でも「世子様」ブームを巻き起こし、2017年12月には日本でのファンミーティングが幕張メッセで行われた。今後、日本でももっと人気が高まるであろうボゴムの代表作として、本作は絶対にはずせない作品といえる。

また本作は歴史ものということで、ボゴムの美麗なプリンス衣姿にも注目したい。他のドラマでも韓服は色鮮やかなものが多いが、本作は特に淡い色合いのパステルカラーとビビッドカラーをふんだんに使い、華麗でファンタジックなイメージが貫かれている。ボゴムは男性ながらそんな色使いの世界観にもぴたりとハマり、冷涼な魅力をさく裂させている。

写真左よりパク・ボゴム、キム・ユジョン

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文=高宮サキ

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放送情報

雲が描いた月明り 日本語字幕版

放送日時:2018年8月3日(金)00:00~

※毎週(火)~(土)00:00~放送、18(土)・25(土)・28(火)は休止
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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