マー・テンウーら「三国志」の世界がイケメンだらけに!?有名な題材を新たな解釈でひも解く!

ジョン・ウー監督が手掛けた大ヒット映画『レッドクリフ』シリーズや、人気ゲームシリーズ「真・三國無双」など、あらゆるエンターテインメントの分野でモチーフとして用いられてきた、小説「三国志演義」。この「三国志演義」は14世紀ごろ、中国の歴史書「三国志」を基に描かれたものだが、曹操や劉備、孫権をはじめとする個性豊かな登場人物や、覇権をめぐって引き起こされた戦乱の世、ドラマチックな展開は、物語に触れた人々の心を打ち、その人気は中国や日本だけでなく世界的なものへと昇華していった。

「三国志演義」は、先述したような登場人物たちの幾重にも張り巡らされた関係性や、巧みな兵法による激戦の描写、"桃園の誓い"といったモチーフとなりやすい出来事が多いことから、これまで幾多の人物の想像力へと刺激を与え、その度に新たな解釈が生まれてきた。そして2018年3月には、漢王朝最後の皇帝として知られる献帝に、"双子の兄弟がいた"という解釈で描かれた中国の大ヒット小説がドラマ化を果たし、「三国志」の世界を広げる作品群の一つに新しく名を連ねたのだ。

主人公の劉平(マー・テンウー)、献帝の皇后・伏寿(レジーナ・ワン)

(C)天津唐人影視股份有限公司

「三国志 Secret of Three Kingdoms (原題:三国機密)」というタイトルで、「三国志」の世界に新しく名を連ねた本作は、漢王朝最後の皇帝・献帝が天下泰平のために、覇者である曹操へと戦いを挑む姿を描いた本格歴史ドラマだ。主人公は、都から遠く離れた司馬家に預けられて育った劉平。劉平はある日突然父親に曹操のお膝元である許都(きょと)へと連れ戻され、さらに、自分は献帝(劉協)の双子の弟であることを告げられる。病弱な劉協と密かに入れ替わり、衰退した漢王朝を復興させようという計画のもと呼ばれたのであった。しかし、許都へ着いた時には劉協はすでに息絶えた後。劉平は何もわからぬまま、漢王朝を守るべく献帝を演じ、戦いに足を踏み入れていく。

献帝に"双子の兄弟がいた"という解釈の下、ドラマとは思えないほどの重厚な映像や、ち密な演出、演技によって「三国志」の世界を紡ぎだす本作だが、その異色さは設定だけにとどまらない。なんと主人公・劉平だけでなく、主要な登場人物は実在の人物を含めて、ほとんどの役をイケメン俳優が演じているのだ。

劉平(マー・テンウー)、幼なじみの司馬懿(エルビス・ハン)

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中でも注目したいのは、やはり劉平を演じるマー・テンウー(馬天宇)と、幼なじみの司馬懿(しばい)役を務めるエルビス・ハン(韓東君)。マー・テンウーは中国の人気オーディション番組「加油!好男児」で準グランプリに選ばれるほどのイケメンぶりで、その甘いマスクを目にすれば思わず見惚れてしまうほど。一方のエルビス・ハンは、少しあどけなさが残るマー・テンウーとは真逆のワイルドな顔立ちが特徴的(ちなみにエルビス・ハンの方が年下である)。体付きもどちらかと言えば筋肉質で、殺陣時の迫力も合わせて見れば、そのたくましさに守ってもらいたくなる女性が、きっと後を絶たないだろう。

覇王として君臨する曹操(ツェー・クワンホウ)

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曹操の軍師・郭嘉(サニー・ワン)、謎の女・任紅昌(ドン・シュアン)

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また本作ではイケメン俳優だけでなく、強く美しく、時に妖艶さでもって心を揺さぶる女優陣の活躍にも注目したい。「三国志」と聞くと、その壮大さや登場人物の多さから、作品に触れる前から苦手意識を持つ人も少なくないだろう。しかし本作では斬新な設定や、"イケメン"や"美女"といった、作品に入るきっかけになる要素が多いのも、また事実。本作をきっかけに、「三国志」の世界観に存分に浸かってみても良いのではないだろうか。

献帝の兄の妃・唐瑛(ドン・ジェ)

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文=椋鳥

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放送情報

三国志 Secret of Three Kingdoms (原題:三国機密)
放送日時:2018年10月17日(水) 21:00~
※毎週(水) 21:00~2話連続放送
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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