『ハリポタ』の"ロン"ことルパート・グリントは無精髭がお似合い...！？

『ハリー・ポッター』シリーズ最終章の公開から早や7年――。『ファンタスティック・ビースト』シリーズのスタート、トニー賞6冠に輝いた舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の上演など、"魔法"ワールドを継承した新作が次々と製作されていることもあって、その人気は今なお衰えていない。

この10月初旬にも、ハリー役のダニエル・ラドクリフとマルフォイ役のトム・フェルトンの再会がInstagram上で話題になるなど、ファンにとっては出演者たちの"その後"がどうにも気になる様子。そんな中、シリーズでロンを演じたルパート・グリントが、ちょっぴりワイルドな変貌を遂げていた...？

若くして注目を集めたグリントだが、『ハリー・ポッター』のロン役以降は小規模な作品への出演が続き、2014年にはブロードウェイデビューを果たすなど、俳優として演技に磨きをかけていた。超大作からは距離を置き、映像作品で彼の姿を確認できる機会も減っていた印象だが、この度、グリントの主演ドラマ「スナッチ・ザ・シリーズ」が11月から日本でTV初放送される。

グリントが主演＆製作総指揮を務めるこのドラマは、2001年に日本公開された映画『スナッチ』をリメイクしたもの。映画版は『シャーロック・ホームズ』のガイ・リッチー監督、ブラッド・ピット主演で、ロンドンの裏社会で繰り広げられる犯罪を描いていた。裏ボクシング、ダイヤモンド強盗など同時進行する複数のストーリーが二転三転しながら次第に繋がっていく予想不能な展開、テンポ良く場面が進行していくスタイリッシュな映像が人気を博し、今でもカルト的に支持されている。

今回のドラマ版も、スタイリッシュな映像や音楽づかいは映画版の世界観そのまま。仕事なし、お金なしでパッとしない日々を送る主人公とその友人のコンビが、手違いによって大量の金塊を手に入れてしまい、ギャングやマフィア、悪徳警官も巻き込んだ大騒動へ発展...というブラックユーモア満載のクライムサスペンスになっている。

グリントが演じているのは、ことあるごとに美女やドラッグの誘惑に負けて、どんどん事態を悪化させてしまうトラブルメーカーなチャーリー。うっすらと髭が生えたダーティなルックスはロンのイメージとは違うが、思いがけずトラブルを招いてしまうコミカルな側面は、どこかロンを彷彿とさせるところもあってグリントにうってつけの役どころかもしれない。

ダニエル・ラドクリフはハリーのイメージを払拭するような個性的な役に次々と挑戦し、ジャンルを問わない個性派俳優へと成長。ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンは2000年代に最も高い興収をあげた女優としてギネス認定されるなど、順風満帆な女優人生を歩んでいる。そうしたかつての"仲間"たちに負けじと、グリントの新たな代表作となったこのドラマ。スリリングな展開や中毒性のある映像と共に、『ハリポタ』世代のファンにはぜひ彼の変貌ぶりにも注目して楽しんでほしい。

文＝ホミニス編集部

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