11月にミニアルバム『WAKE,N』をリリースしたばかりのアイドルグループ・NU'EST W。12月15日(土)と16日(日)には韓国でのコンサート「NU'EST W CONCERT〈DOUBLE YOU〉FINAL IN SEOUL」が控えるなど、2018年の締めくくりに向けて、より活発な動きを見せている。
今の人気ぶりからは考えられないが、NU'ESTのキャリアは山あり谷ありで、決して順風満帆ではなかった。古くから彼らを知るファンにはご存知の通りだが、現在のポジションは多くの苦難の道を経て手に入れたものだ。
NU'EST Wの母体となるNU'ESTがデビューしたのは2012年。K-POPガールズグループ・AFTERSCHOOLの所属事務所で、後にSEVENTEENを世に送り出すPledisエンターテインメントの初の男性5人組グループとして華々しく活動を開始すると、同年には日本でもSHIBUYA-AXでの単独ライブを成功させる。2014年には日本デビューとなるアルバム「NU'EST BEST IN KOREA」をリリース。初の日本ツアー「NU'EST JAPAN TOUR 2014 〜ONE L.O.Λ.E〜」を東名阪の3都市で開催するなど、日本での知名度も着実に高めていった。
しかし、高いポテンシャルがありながらも、突き抜けたブレイクとまではいかず、2012年デビューのEXO、2013年デビューのBTS (防弾少年団)ら、後発のグループが続々とブレイク。さらに2015年にデビューしたSEVENTEENら、"後輩"たちが着実に結果を残してく様を見送ってきた。
転機は2017年。NU'ESTは活動停止を発表し、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 シーズン2」への参加を決断する。デビューから5年以上も経過し、もう一度ゼロからのスタート。批判の声も覚悟で臨んだ一世一代の大勝負だったが、この番組への参加が身を結び、NU'ESTの潜在的な魅力がやっと認知された。メンバーのミンヒョンは合格者に選ばれ、2018年12月までWanna Oneとして活動することが決定。ミンヒョン以外のメンバーが活動するユニットとして誕生したのがNU'EST Wだ。
新体制のNU'EST Wで発表したシングル「If You」と「Where You At」は立て続けに高評価を集め、その年の音楽授賞式「2017 Mnet Asian Music Awards(MAMA)」で「ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」に選定されるなど、見事に逆境を跳ね返し、"2度目のデビュー"を成功させた。
2018年も勢いそのままに、バラエティでの注目度も増したNU'EST W。12月に日本初放送される「THE コンデLive」もそのひとつ。メンバーのレンが番組レギュラーMCを務めるだけでなく、第1回のゲストとしてNU'EST Wが登場する。
"コンデ"とは、若者に小言を言うオヤジのような人を意味する言葉。ゲストで登場する芸能人たちの"コンデレベル"、つまり"オッサン度"を調べるためにゲストの日常に密着し、観察するトークバラエティだ。今回はNU'EST Wで一番のオッサンとされているリーダー・JRが検証の対象になる。
JRには、ニセのバラエティ番組の撮影と偽り、NU'EST Wの日常に番組のカメラが潜入。その映像はスタジオのMC陣に観察され、さらに10、20、30代の年代別に構成されたコンデ鑑定団にチェックされる。その場を仕切るリーダーとしての頼れる一面を見せたかと思いきや、メンバーに小言をチクリという場面も。ベールに包まれていたJRの"オッサン度"がどんどん明らかになる。
ニセ番組の収録中、JRはメンバーのミスに怒り、不満を露わにするひと幕もあるが、これもリーダーとしてNU'ESTに責任感があるからこそ。どんなことにも真剣に取り組むからこそ、今日の成功があるのか...と考えてしまう。ステージ上での姿はもちろん、その秘めた苦労を知っていれば、バラエティで見せる素顔の彼らもきっと応援したくなるはずだ。
文=ホミニス編集部
放送情報
THE コンデLive
放送日時:2018年12月19日(水)22:00~
※毎週(水)22:00~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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