ラブコメの女王、キム・ソナユン・ウネら...時代を彩ってきた韓流ヒロインの条件

「先にキスからしましょうか(原題)」
「先にキスからしましょうか(原題)」

2000年代から始まった韓流ブームを語るうえで、数々の名作ドラマを彩ってきた魅力的なヒロインの存在は欠かせない。韓流ラブコメの最高傑作として刻まれている「私の名前はキム・サムスン」(2005年)のキム・ソナはその代表格といえるだろう。

女性の共感を呼ぶ名女優、キム・ソナ

「先にキスからしましょうか(原題)」

(C)SBS

韓国で最高視聴率50.5%という驚異的な数字を叩き出したドラマ「私の名前はキム・サムスン」だが、その背景には、美人でもなく、ぽっちゃり体型の30歳ヒロイン、キム・サムスンを体当たりで演じたキム・ソナの存在感が際立っていた。この役を演じるために体重も増量して作り上げた"サムスン"というキャラクターは、愚痴もストレートに口にするが嫌味のない性格で、等身大の日常を一生懸命に生きる姿が、当時日本でも多くの共感を呼んだ。

その後も2009年の「シティーホール」でさえないけれど明るく芯の強い公務員を演じ、「女の香り」(2011年)では末期ガンを患いながらもポジティブに生きるヒロインに扮した。それぞれ役柄は違えども、キム・ソナは前向きで愛されるヒロインを演じ、常に女優界のトップに君臨している。

「先にキスからしましょうか(原題)」

(C)SBS

そんなキム・ソナの最新作は大人のラブロマンス「先にキスからしましょうか(原題)」。今回彼女が演じるのは、初恋の相手と結婚したが離婚し、元夫であるギョンス(オ・ジホ)の借金返済のため貧困生活を余儀なくされる女性スンジン。スンジンの前には、堅物の男ムハン(カム・ウソン)が現れるが、なかなか恋愛に発展しない。そんなムハンにスンジンは「キスを先にしよう」と、大人ならではの大胆なセリフを言う...。あらすじからヒロイン・スンジンの健気さはすでに漂っているが、外からは強く見えても内面に弱さを隠し持つ女性。キム・ソナ自身も「今の時代を生きる現代人なら、誰もが共感できるキャラクター」だとコメントを出している。

「先にキスからしましょうか(原題)」

(C)SBS

ロマンスの女王、ユン・ウネ

「マイ・ブラック・ミニドレス」

(C)2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

"誰もが共感できる"、もう少し広い意味を含ませると"応援したくなる"ヒロイン。そんな魅力あるヒロインの存在は、韓流ドラマの物語をより一層盛り上げているような気がする。また、それを見事に演じられる女優が韓国には多数存在するのだ。王室に嫁ぐことになった平凡な女子高生チェギョンを演じた初主演ドラマ「宮~Love in Palace」(2006年)の大ヒットで、人気女優となったユン・ウネもそんなヒロインのひとり。

翌年出演した「コーヒープリンス1号店」で、家計を支えるため男性と偽って働くカフェ店員・ウンチャンを演じ、その愛らしさに人気が爆発!元気いっぱいな素顔の一方で、大事な人のために尽くす、一途さや健気さ、いじらしさ...といったキャラクターが見事にハマっていた。

「マイ・ブラック・ミニドレス」

(C)2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

今年も、"ロマンスの女王と呼ばれる女優"を演じた5年ぶりの主演作「トキメキ注意報」で注目を集めた彼女だが、共感度MAXという意味では、韓国版「セックス・アンド・ザ・シティ」と話題を呼んだ映画『マイ・ブラック・ミニドレス』もおすすめ。大学卒業後の厳しい現実に直面しながら、幸せを掴もうと奮闘するヒロイン、ユミンの言動の数々は、女子力UPの参考になるはず。

愛らしい容姿は女性の憧れ!パク・シネ

「相続者たち」

(C)SBS

「美男<イケメン>ですね」(2009年)「オレのことスキでしょ。」(2011年)などで、不器用だけど一途に相手を思うヒロインを演じてきたパク・シネ。2013年の「相続者たち」では、口のきけない母を持ち、幼い頃から多くの苦労を重ねてきたが、階級のある高校でさらなる苦難が待ち受けるウンサンに扮した。

「相続者たち」

(C)SBS

大企業の御曹司キム・タンを演じたイ・ミンホをはじめ、ライバル役のキム・ウビン、人気グループ「CNBLUE」のカン・ミンヒョクら豪華すぎる共演者たちの中でも、まるで"シンデレラ"のような輝きを放つパク・シネの存在は、ついつい応援したくなってしまう。

美しすぎるK-POPアイドル、f(x)のクリスタル

「相続者たち」 

(C)SBS

また昨今のK-POPブームから、アイドル出身の美人女優も多数登場している。前述のユン・ウネもアイドルグループ出身だが、「相続者たち」や「プレーヤー(原題)」(2018年)と話題作に立て続けに出演する美人女優が、f(x)のクリスタルだ。

「プレーヤー(原題)」は詐欺師、ハッカー、ファイター、ドライバーそれぞれの分野の達人が集結し、権力者が違法に集めた金を盗む痛快アクション。クリスタルが演じるのは、虐待に耐え切れず孤児院を飛び出したという過去を持つ超一流ドライバー。やはり普段は気丈に振る舞っていても、深い孤独を抱えるヒロインとなっている。

「プレーヤー(原題)」(Mnetにて放送中) 

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

キャラクターの設定はあるものの、自然とそのドラマの世界に浸って共感、応援したくなるヒロインは、女優の演技力あってのもの。また魅力的なヒロインが頑張る姿からは、勇気や元気をもらえることも多いだろう。キム・ソナら今までも素晴らしいヒロイン像を見せてくれた女優たちが、今後はどんなヒロインを演じるのか、注目したいところだ。

文=津金美雪

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放送情報

先にキスからしましょうか(原題) 第1話先行放送
放送日時:2019年1月6日(日)19:15~
※レギュラー放送は、2019年2月13日(水)23:00~
※毎週(水)23:00~2話連続放送
チャンネル:衛星劇場

マイ・ブラック・ミニドレス
放送日時:2019年1月5日(土)19:00~
チャンネル:DATV

相続者たち(全20話)
放送日時:2019年2月16日(土)7:45~2話連続放送
※毎週(土)4:00~6話連続放送
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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