昨年11月30日~12月2日の3日間で6万人を超える来場者数を記録した、ポップカルチャーの祭典「東京コミコン2018」(千葉・幕張メッセ)。その中でも、ひと際大きな歓声を集めていたのが、"トムヒ"の相性で親しまれている英国人俳優トム・ヒドルストンだ。
現在37歳のヒドルストンだが、キャリアの転機となったのは、ご存知、マーベル映画『マイティ・ソー』(2011年)。もともと主人公ソー役でオーディションに参加していたが、ソーの義弟ロキを演じることになり、一躍ブレイク。続く『アベンジャーズ』(2012年)では、ヒーローチームの前に立ちはだかる悪役(ヴィラン)として、強烈なインパクトを残した。
ヴィランにも関わらず、ロキはなぜここまで女子のハートを掴むのか?まず、ブロンドの巻き毛に美しい青緑色の瞳、洗練された身のこなし...そんな完璧な貴公子ルックスであるヒドルストン本人の魅力によるところも大きいだろう。そもそも高祖父が準男爵という血筋で、彼自身もイギリス首相を数多く輩出している名門校出身のエリート。性格も完璧で、フェミニストの彼は女性へのエスコートはパーフェクト!さらにユーモアも忘れないという英国紳士の鏡のような振る舞いが多くのファンを魅了。東京コミコン2018でも、会場に駆けつけたファンに対して、熱のこもった言葉で、感謝の想いを何度も繰り返し口にする姿を見せ、誠実な人柄をのぞかせていた。
だが、トムヒ人気をここまで加熱させたのは、何よりロキの複雑なキャラクター性があってこそ。筋骨隆々で男らしい兄ソーとは対照的に、巧みな話術や魔術を駆使して周囲を惑わすロキは、王の座を狙い裏切りを繰り返すという知的な悪役。いつも不敵な笑みを浮かべた余裕を感じさせる姿が、麗しいヒドルストンのルックスに抜群にハマっている。加えて、兄を裏切るのは「父に認めてもらいたいから」という、何とも人間臭い理由ゆえのこと!ヴィランでありながら、憎み切れないそのギャップは、ヒドルストンが演じるからこそ際立ち、主役を喰うほどの人気キャラクターへと成長していったのだ。
この度スターチャンネルで放送されるのは、死の女神と呼ばれる最強の敵ヘラが登場するシリーズの第3弾『マイティ・ソー バトルロイヤル』。もはやお決まりとなったソーに対する裏切りを繰り返しながらも、最後は真剣な表情で敵に立ち向かっていくという一面も披露。その家族愛をこじらせまくったロキの活躍ぶりには、思わず虜になってしまうことだろう。
また、そんなロキ人気を裏付けるように、昨年11月にはロキを主人公にしたオリジナルドラマの制作も発表されており、東京コミコン2018でもロキの"今後"に関する質問が飛び交ったばかり。詳細は伏せたものの、ヒドルストンも「とてもエキサイティングだよ!」と期待をあおるコメントも残しており、まだまだロキの動向から目が離せそうにない!
文=HOMINIS編集部
放送情報
マイティ・ソー バトルロイヤル
放送日時:2019年1月12日(土)11:00~
チャンネル:スターチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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