セクシーヴィランで世の女性を虜に!マイケル・B・ジョーダンの唯一無二の魅力

『ブラックパンサー』で主人公の宿敵キルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダン(写真左)
『ブラックパンサー』で主人公の宿敵キルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダン(写真左)

名作『ロッキー』のスピンオフ映画『クリード』シリーズや、アメコミ映画としては異例のアカデミー賞3部門を受賞した『ブラックパンサー』といった話題作に立て続けに出演し、いまハリウッドで最も勢いに乗る俳優のひとりとなったマイケル・B・ジョーダン。プロテニスプレーヤーの大坂なおみが彼のファンと公言したことで、日本でも注目度を高めている彼の魅力とは?

『ブラックパンサー』

(C)2018 MARVEL

もともとキッズモデルや子役として芸能活動をスタートさせたジョーダンは、2001年の『陽だまりのグラウンド』で映画デビューを果たす。その後は、ドラマを中心に経験を重ねていき、高評価を得たSFアクション『クロニクル』(2012年)で注目を集めると、キャリアの転機となる作品と出会う。その作品こそ、その後3作にわたってタッグを組むことになる、同い年の盟友ライアン・クーグラー監督の実録ドラマ『フルートベール駅で』(2014年)だ。

警官による銃殺事件というショッキングな実話を題材にした同作で、その被害者オスカー・グラント役に抜擢されたジョーダン。衝撃的な死を遂げる直前の"最期の1日"を描き、幼い娘のために麻薬の売人から脱して更生しようともがく等身大な人物像は、鮮烈な印象を残した。にじみ出る人の好さと見る者の共感を誘う唯一無二の魅力を120%まで引き出されたジョーダンは、当時27歳という新人監督だったクーグラーの評判と共に、スターダムへと駆け上がっていく。

クーグラー監督とジョーダンの名を広く知らしめた出世作『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)では、伝説のボクサー、アポロ・クリードの愛人の子として生まれた主人公アドニスを熱演。一流企業に勤めていながら、その地位や名声を投げ捨て、ボクシングの道に走るというキャラクターだが、どこか知性を感じさせるこの黒人ボクサー役はまさにハマリ役!親の七光りと罵倒されてもアポロ・クリードの息子として堂々とリングに上がり、何度もリングに打ちもめされても立ち上がり、「俺は"過ち"じゃない」と自らの存在意義を証明するために闘う男の生き様を体現した演技には、多くの観客が感情移入させられ、涙を流したことだろう。

『ブラックパンサー』

(C)2018 MARVEL

スターチャンネル2にて、4月4日(木)に放送される『ブラックパンサー』(2018年)では、"ヴィラン(悪役)"という新境地を開拓したジョーダン。彼が演じたエリック・キルモンガーもまた、アドニスと共通する宿命を背負い葛藤しながら闘う人物。元アメリカの秘密工作員にして、超文明国ワカンダを揺るがす重大な秘密を知る男というキャラクターだ。

ワカンダで産出される絶大なパワーを秘めた鉱石"ヴィブラニウム"によって世界に変革をもたらそうとする革命家で、圧倒的な知性と戦闘力を持つカリスマ性の高いキルモンガーだが、深い孤独を抱えた複雑な人物として描かれており、単なるヴィランとは一線を画している。影を引きずる姿は"セクシーヴィラン"として人気も上々で、ジョーダン特有の血の通った人間味あふれる見事な演技により、主人公のブラックパンサーを喰うほどの人気を博したのだ。

俳優として抜群の存在感を放っていても、プライベートでは両親と共に暮らし、日本のアニメが大好きなオタクという一面も持つジョーダン。だが、そんな素朴な内面が、彼のスクリーンでの魅力と繋がっているのかもしれない。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

ブラックパンサー
放送日時:2019年4月4日(木)20:30~
チャンネル:スターチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物