3月に日本2ndアルバム『ILLUMINATE』を発表した9人組ダンスボーイズグループ・SF9。4月にはリリースを記念した東名阪ツアー『SF9 2019 ZEPP TOUR "ILLUMINATE"』を開催し、日本でもその人気を確かなものにした。その東京公演(4月2日・Zepp Tokyo)の模様が、6月3日(月)に衛星劇場で放送される。果たして、『ILLUMINATE』は日本のファンにどのように受け入れられたのか?大盛況だったZepp Tokyoで見せた圧巻のパフォーマンスを振り返ってみよう。
アルバム『ILLUMINATE』のタイトル通り、終始"光"を感じさせる演出だったZepp Tokyoのステージ。SF9は、アンコールの3曲を含めると計26曲もの全力パフォーマンスでFANTASY(SF9ファンの総称)を照らし続けた。
ライブは日本4thシングル「Now or Never -Japanese ver.-」からスタート。キレキレのダンスで会場の空気を掴み、「Are You Ready?」というジュホの叫び声で始まった「Play Hard -Japanese ver.-」ではフィヨンのラップ、テヤンのダンスブレイク、そしてジュホの「もっと熱くなれ!」という言葉でフロアは早くも最高潮に...!続く「Unlimited -Japanese ver.-」までノンストップで3曲を披露した。
MCではリーダー・ヨンビンの「今日のために一生懸命準備しました。楽しんでください!」という挨拶を皮切りに、ひとりひとりが通訳なしで日本語のトークを展開。ケガで休養していたジュホが「ただいまー!」と大きな声で挨拶をして復帰を告げると、暖かく大きな歓声が迎えられるひと幕もあった。
今回のライブではソロやユニットによるスペシャルステージも用意されており、そのトップバッターを務めたのはチャニ。普段のかわいいマンネ(グループ最年少)のイメージから一変して、トロイ・シヴァンの「Fools」のカバーで大人っぽさを見せた。ジェユンとテヤンのユニットは、見事なコンビネーションでジャスティン・ビーバーのバラード曲「Nothing Like Us」を披露し、メインボーカルのインソンは、尾崎豊の「I Love You」を日本語でエモーショナルに熱唱した。中でも、ひときわ大きな歓声に包まれたのは、ヨンビン、ジェユン、ダウォン、テヤン、フィヨンのユニット。嵐の「One Love」に挑戦し、完成度の高いパフォーマンスでSF9らしいカバーとなった。
テヤンのソロステージは、ジュホと一緒に作ったというオリジナル曲「Rose's」を初披露。ヨンビンとフィヨンのユニットは、ラッパーらしく2MICで作ったオリジナルのヒップホップ曲を初公開した。インソンとロウンのユニットは、あいみょんの「マリーゴールド」をカバーしたが、力強い歌声を響かせ、歌い終わったあとにホッとした表情でハグをした。
その後も、ピアノとストリングスでクラシック調にアレンジされた「Easy Love -Japanese ver.-」、ジュホの自作曲「LIFE IS SO BEAUTIFUL -Japanese ver.-」、80年代レトロクラブサウンドにアレンジされた「Just On My Way +4 Step」、組体操のような複雑なダンスが見どころの「Jungle Game -Japanese ver.-」...とバラエティに富んだ構成でイッキに走り抜ける。本編の最後となるアルバム『ILLUMINATE』のリード曲「Enough -Japanese ver.-」は、つい先日まで韓国で活動していた最新曲ということもあり、この日最大級の応援コールが沸き起こった。
「SF9...!SF9...!」――自然と沸き起こった大声援に迎え入れられたアンコールでは、メンバー全員で歌詞を書いたファンソング「Dear Fantasy -Japanese ver.-」で応え、歌いながらサインボールを会場に投げ入れたり、自由な雰囲気でファンと交流。続く「Let's Hang Out」では「僕と遊ぼう」という歌詞通りにヨンビンがダウォンに飛び乗ったり、楽しそうにはしゃぎ回っていたメンバーたち。
MCで「いつも応援してくれる皆さんに、僕たちからプレゼントがあります」とインソンが切り出すと、7月9日(火)に中野サンプラザでの初のファンミーティング「SF9 Japan 1st Fanmeeting ~Dear Fantasy~」の開催をサプライズ発表。会場から大きなどよめきが起こる中、「僕たちのことをもっと知ってもらえる楽しいファンミーティングをするつもりなので、遊びに来てくださいね!」とロウンが笑顔を見せた。ひとりずつ感謝を述べ、日本デビュー曲「Fanfare -Japanese ver.-」でアンコールを締めくくると、「今日、たくさん来てくれてありがとうございます。僕たちも本当に幸せです。また会いましょう!」というヨンビンの号令で9人が手をつないで深く礼をした。
可愛らしく、フレッシュな存在でいながら、ワイルドな色気も発散させている――そんな彼らの魅力を凝縮したようなステージには、ファンも大満足だったに違いない。ジュホを中心に楽曲を制作し、テヤンを中心に振付を自分たちで手がけることも増え、アーティストとしての成長が著しいSF9だが、何よりもライブでの確かなパフォーマンス力はますます磨きがかかっている。そんな彼らの成長を今回のライブ映像からぜひ感じ取ってもらいたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
SF9 2019 ZEPP TOUR "ILLUMINATE"
放送日時:2019年6月3日(月)0:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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