韓国でも"もぐもぐタイム"が大人気！？ユン・ドゥジュン(Highlight)の"モッパン"に熱視線

鮭と卵とキュウリのちらし寿司や、ツナとトマトのぶっかけそうめん...といった"おうちゴハン"を巡る日々を描き大反響を巻き起こしている、西島秀俊＆内野聖陽主演のドラマ「きのう何食べた？」(テレビ東京系)。こうしたグルメドラマが近年話題を呼んでいるが、そのブームの一端を担ったドラマといえば、久住昌之原作のベストセラー漫画を松重豊主演でシリーズ化した「孤独のグルメ」(テレビ東京系)だ。その人気は日本のみならず、海外にまで及んでいる。

焼肉や鍋など大勢で食べることを想定された料理が親しまれ、"ひとりご飯(ホンパブ)"はタブーと考えられていた韓国。しかし、ひとり暮らしや未婚者の増加など社会的な背景を受けて「孤独のグルメ」は大ヒット。ドラマの祭典「ソウルドラマアワード2018」でも招待作品賞を受賞した。そうしたドラマの影響もあってか、韓国では"モッパン(モクバン)"に注目が集まっている。

モッパンとは、バラエティ番組やドラマ、YouTubeなどで出演者がおいしそうにご飯を頬張る場面に注目した、いわば"食べる放送"のこと。食事の味を噛みしめ、恍惚の表情を浮かべる彼らを見ていると、こちらまでお腹が空いてしまう。数多く制作される動画の中でも特におすすめしたいのが、アジアドラマチックTVにて7月3日(水)より放送されるドラマ「美味しい初恋～ゴハン行こうよ～」だ。

アイドルグループ・Highlight(ハイライト)のメンバー、ユン・ドゥジュンが主演を務める本作は、保険外交員として働く一方で、"シクシャ様"と呼ばれる人気グルメブロガーのデヨン(ドゥジュン)が、グルメブロガーを始めるきっかけとなった女性イ・ジウ(ペク・ジニ)と再会し、恋に落ちるグルメ・ラブロマンス。仕事で疲れ切った日々を送っていた2人は、かつての思い出に浸り絶品グルメ料理を食べることで、距離を縮め、互いに抱える傷を癒やしていく。

見どころはなんといっても毎話登場する食事シーン。熱々のマクチャン(ホルモン焼き)は、エゴマの葉と一緒に口に放り込み、平壌冷麺が出てくれば豪快に麺をすすりスープまできれいに飲み干す。料理のおいしさに目を細め、「うーん！」とつい声をあげてしまうデヨンとジウ。自然体で潔い食べっぷりを見せる2人に、どうしても食欲をそそられてしまう...！

また、「刺身はチョジャン(唐辛子酢味噌)で食べるもの」や「このジャージャー麺に半熟の目玉焼きを乗せて食べたらもっとおいしいのに」といった劇中に登場する"食の美学"も発見の連続だ。料理を楽しそうに食べる彼らを見ていると、「おいしいものを食べている時は誰もが幸せになれる」という"当たり前の幸福"に改めて気づかされる。ドラマを見た後は、韓国料理が食べたくなること必至だ。

文＝津金美雪

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