真摯な想いがヒシヒシ伝わる!パク・ボゴムの"深み"と"甘さ"を秘めた歌声の力

今年3月にシングル「Bloomin'」で日本歌手デビューを果たしたパク・ボゴム。俳優としては2011年に映画『ブラインド』でデビューして以来、順調にキャリアを積み上げ、韓国の長寿音楽番組「ミュージックバンク」ではMCも担当(2015年5月1日~2016年6月24日)。マルチな才能を発揮し、韓国はもとより日本でも絶大な人気を誇っている。

パク・ボゴムが、本来は歌手志望であったというのは有名な話。幼い頃からピアノをたしなみ、シンガーソングライターを志し、様々な芸能事務所にデモテープも送付していたという。デビュー以前にはピアノを弾き語る映像をネット上にアップしたり、大学で音楽を学んだりと、"歌手"への憧れは人一倍強かったようだ。

「2019 PARK BO GUM ASIA TOUR IN JAPAN <Good Day : May your everyday be a good day>」

(C)BLOSSOM ENTERTAINMENT

そんな彼が日本デビュー直前の今年2月、「2019 PARK BO GUM ASIA TOUR IN JAPAN <Good Day : May your everyday be a good day>」(さいたまスーパーアリーナ)を開催。約15000人を動員した同公演は、「幸せな毎日が続くことを願い、一緒に過ごすこの時がステキな思い出になるように」と、ボゴム自身が"Good Day"と名付けたというアジアツアーの日本単独公演。新曲「Bloomin'」の初歌唱を含め計10曲を披露した。

スリーピーススーツという正装で姿を現すと、切ない恋心を訴える歌詞が印象的なバラード曲「I Like You」から公演はスタート。続いて、2017年末のファンミーティング以来という日本単独公演で、やや緊張の面持ちの中、たっぷりとトークタイムが設けられた。ファンの質問に答えるQ&Aや、大ヒットドラマ「ボーイフレンド」の胸キュンシーンBEST5を紹介するコーナーもあり、その一つ一つに、愛嬌たっぷりの仕草を交えて答えていたボゴム。なるべく自分の言葉で伝えようと、懸命に日本語で話そうとする真摯な姿勢が好感度抜群だ。

「2019 PARK BO GUM ASIA TOUR IN JAPAN <Good Day : May your everyday be a good day>」

(C)BLOSSOM ENTERTAINMENT

爽やかなリボンタイのスーツにチェンジした後半はショータイム!日本でもiTunes K-POPチャート(2017年10月13日付)で1位を獲得した「星を見に行こう」では、気球に乗って観客の頭上を飛び回るという演出も見せたほか、時代劇初主演作「雲が描いた月明り」のOSTにも収録されている「愛しい人」などのしっとりとしたバラードナンバーを連発。よりカジュアルなジャケット&白Tシャツに着替えた後は、「皆さん、Stand Up!」と雰囲気も一転させ、「HONEY」でバックダンサーを従えて、珍しいダンスパフォーマンスも見せていた。

ライブも最高潮に盛り上がる中、「僕が進むこの道を応援してくれて、国も言葉も違うのに、いつも応援して下さる皆さんに感謝します」と、噛みしめるように誠実に言葉を紡ぐと、新曲「Bloomin'」のサビを得意のピアノの弾き語りでしっとりと歌い上げた。そもそも、ボゴムの歌は以前から高く評価されており、抜群のリズム感と音程の安定感はAメロを聴いただけではっきりと分かる。サビのエモーショナルなボーカルも素晴らしく、彼の歌声に一貫して流れる"深み"と"甘さ"も大きな聴きどころと言えるだろう。

「2019 PARK BO GUM ASIA TOUR IN JAPAN <Good Day : May your everyday be a good day>」

(C)BLOSSOM ENTERTAINMENT

この貴重な日本単独公演の模様は、衛星劇場にて8月12日(日)にテレビ初放送される。ライブの終盤には、彼の誠実な人柄が歌詞に反映された「ろうそく一つ(One Candle)」や「I Bless You」といった心温まる名曲も披露しているほか、番組内ではビハインド映像もたっぷり放送される。まだまだ始まったばかりの日本音楽活動だが、この機会に、俳優だけではない彼のアーティストとしての魅力に浸かってみてはいかがだろうか。

文=川倉由起子

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放送情報

2019 PARK BO GUM ASIA TOUR IN JAPAN
放送日時:2019年8月12日(日)23:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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