ジョニー・デップ、誰も真似できない唯一無二のキャリア&生き様を振り返る!

80年代初頭にデビューを果たしてから、数々の当たり役をものにし、ハリウッドを代表するスター俳優となったジョニー・デップ。抜群のスター性を備えながらもクセの強いキャラクターを自在に演じ分けてきたデップの、唯一無二のキャリアを振り返ってみたい。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

(C) 2019 WBEI. Publishing Rights (C) J.K.R. TM J.K.R. & WBEI

80年代から俳優として知名度を広げてきたデップだが、ハイスクールを中退し、16歳でミュージシャンとしてキャリアをスタートさせたのは有名な話だ。俳優業で名声を得た後もミュージシャンとしての活動も並行して展開。ギタリストとしてオアシスのアルバム『Be Here Now』のレコーディングに参加したり、バットホール・サーファーズのフロントマン、ギビー・ヘインズと共にPというグループを結成し、バンド活動を行うなど、デップと音楽の関わりを挙げ始めると枚挙に暇がない。

また、数多のセレブリティと浮き名を流してきた華やかな女性遍歴も、デップを語る上では欠かせないトピックの一つ。かつてはジェニファー・グレイやウィノナ・ライダーといった女優や、モデルのケイト・モスとも交際。その後、歌手で女優のヴァネッサ・パラディと事実婚状態となり、彼女との間には女優としても活躍する長女のリリー=ローズと長男ジョン・クリストファーの一男一女をもうけている。しかし、2012年にパラディと破局すると、2014年には女優のアンバー・ハードと婚約。2015年に挙式を行うものの、2016年にはアンバーから離婚を申請され、ドロ沼の離婚劇を繰り広げたことも記憶に新しい。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

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そんなデップが演じきたキャラクターはいずれもクセ者揃い。彼の名を一躍世界に知らしめた主演作『シザー・ハンズ』(1990年)では、ハサミの手をもつ純真無垢な人造人間を見事に演じ、世界中に感動を与えた。奇才ティム・バートン監督と再びタッグを組んだ映画『エド・ウッド』(1994年)では"史上最低の映画監督"と称された実在の人物=エド・ウッドを熱演。誇大妄想癖のある男をペーソスあふれる演技で体現しただけでなく、本作でデップは女装も披露し、大きな話題を呼んだ。1998年の映画『ラスベガスをやっつけろ』ではドラッグ漬けのジャーナリスト、ラウルを演じたが、そこでの彼はなんと髪を剃ってハゲ頭まで披露。薬物でトリップしているシーンでのデップのヘロヘロぶりに唖然としたファンも多かったはず。

そんなクセ強めなキャラを演じ続けているかと思いきや、1997年の『フェイク』ではFBI潜入捜査官役で名優アル・パチーノと共演。さらに1999年の『スリーピー・ホロウ』では殺人事件に挑むイケメン刑事役を務めたりもしている。そして、彼の代名詞ともいえるジャック・スパロウ船長を演じた『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの歴史的ヒットも経て、彼の演技やキャリアは円熟期を迎えていくのだ。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

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一方で、その『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの顔とも言えるデップが、同じく2000年代に旋風を巻き起こしたビッグタイトル『ハリー・ポッター』シリーズのプリクエル『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)に初登場した時は、驚きをもって迎えられた。

彼が演じるのは"史上最強・最悪の黒い魔法使い"グリンデルバルドだ。人間の世界を魔法使いが征服する計画を遂行するために、グリンデルバルドは圧倒的な魔法の能力で主人公ニュートを追い詰めていく...。また、9月にスターチャンネル1で放送されるシリーズ第2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年)にも引き続き出演し強烈な存在感を放っている。

今なお映画界の最前線を走るジョニー・デップの活躍に注目していきたい。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

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文=スズキヒロシ

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放送情報

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
放送日時:2019年9月20日(金)21:00~
チャンネル:スターチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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