IZ*ONE(アイズワン)の成長を実感する"2冠"！BTSと共にパフォーマンス賞を獲得

残り3ヶ月を切った2019年。ナゴヤドームでの開催が話題を呼んでいるアジア最大級の音楽授賞式「2019 MAMA（Mnet Asian Music Awards）」(12月4日開催)を筆頭に、これから年末にかけて多彩な音楽賞レースが続々と繰り広げられる。今年もK-POPシーンでは様々なグループがワールドワイドな話題を提供し、現在進行形で新たな記録を次々と樹立してきたが、その代表格ともいえるグローバルグループの活躍を振り返ってみたい。

まず、日本での活躍が目に見えて加速したガールズグループといえばIZ*ONEだ。8月から9月にかけて日本で初となるツアー「1ST CONCERT [EYES ON ME] IN JAPAN」を回り、そのファイナルを飾ったさいたまスーパーアリーナ公演にあわせて日本3rdシングル「Vampire」を9月25日に発売。初週で20万枚を超えるセールスを叩き出した彼女たちだが、日本の音楽番組やバラエティ番組への出演も増え、幅広い年代層への認知が着々と浸透してきたようだ。

ワールドワイドな活躍といえば、BTS (防弾少年団)の存在は欠かせない。2月には第61回グラミー賞のプレゼンターとして韓国アーティスト初の登壇を果たし、4月にはアルバム『MAP OF THE SOUL : PERSONA』を発売。同アルバムは全世界で400万枚以上を売り上げる快挙を遂げた。5月からは世界8都市をまわるスタジアムツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」を開催し、全世界で約104万人を動員。10月26日(土)、ついにソウルでツアーのフィナーレを迎える予定だ。

グローバルスターとして活躍するBTSは、音楽活動面以外でも常に注目を集めてきた。8月にはデビュー以来となる約1ヶ月の長期休暇を取ることを発表。しかし休暇中もV LIVEやSNSなどでファンとの交流を欠かさず、その様子が度々ネットニュースに取り上げられてきた。また、BTSの兵役問題にも進展が。というのも、韓国では特別な才能に秀でたスポーツ・芸術分野の功労者は兵役免除の対象になる場合があり、BTSに対しても兵役免除が適用になるのかは、ずっと議論の的とされてきた。ところが、遂に9月末、韓国政府が「BTSの兵役免除なし」と公式発表。これには日本をはじめ、兵役文化のない各国のファンからも高い関心を集めることとなった。

そんな様々な方面で話題となってきたBTSが、今年初開催となる音楽授賞式「2019 M2 X GENIE MUSIC AWARDS(以下、2019 MGMA)」で6冠に輝いた。「2019 MGMA」は韓国のデジタル音楽配信サービス「GENIE MUSIC」とデジタルチャンネル「M2」が共同で主催した音楽授賞式。BTSは8月1日の授賞式には参加できなかったものの、ビデオメッセージで"ARMY"への感謝の想いを語り、大賞にあたる「The Top Artist」やM2チャンネルでコンテンツを通じて最も人気を得たアーティストに贈られる「M2 The Top Video」をダブル受賞したほか、6部門の首位の座を独占した。

同授賞式には、大賞の一つであり複数の楽曲が高い順位を獲得したアーティストに贈られる「The Best Selling Artist」を受賞したTWICEが出席。また、新人賞に輝いた、BTSの弟分として注目を浴びたボーイズグループ・TXT(TOMORROW X TOGETHER)と、TWICEの妹分と称される・ITZY(イッジ)も出席し、ステージに華を添えた。また、IZ*ONEはパフォーマンスが優れたアーティストに贈られる「The Performing Artist Female」に輝いたほか、人気賞にあたる「The M2 Most Popular Artist」の2冠に輝く注目ぶりだった。

この今をときめくK-POPスターがずらりと勢ぞろいした「2019 MGMA」授賞式の模様は、Mnetにて10月21日(月)に放送される。年末に向けて続々と開催される韓国の音楽授賞式でも、BTS、TWICE、IZ*ONEらがノミネートされることは必至だが、この「2019 MGMA」ならではの各部門賞や、トップスターたちの晴れやかな表情は何度見ても嬉しいもの。今後もその動向を見守っていきたい。

文＝津金美雪

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