最年少メンバーのキュヒョンが今年5月に除隊し、メンバー全員が兵役を終えたSUPER JUNIOR。大所帯グループである彼ら全員が兵役を終えるのにかかった時間は、実に10年...。常に誰かが"不在"という状況で、その時々のメンバーでできる表現を模索したり、ソロ活動やユニット活動でファンと心を繋ぎ乗り越えてきた彼らが、デビュー15周年の今年、ついに全メンバーが揃った"完全体"の姿になった。
各メンバーがソロ活動も精力的に行ない、SUPER JUNIORというグループの土台を底上げしてきたこの10年。リーダーのイトゥクは巧みなトークスキルと頭の回転力を生かし、司会業で頭角を現してきた。韓国芸能界でも一目置かれるMCとしてさまざまな番組に引っ張りだこだ。
ヒチョルも際立った個性を生かしてバラエティで活躍中。個人の音楽活動も盛んで、今年4月には自身初のソロシングル「昔の人(Old Movie)」をリリース。ヒチョル自身が作詞し、ドンヘが作曲を担当するというメンバー同士のコラボも話題となった。
イトゥクが入隊中の間にリーダー代理としてグループをまとめていたのがウニョクだ。ドンヘとのユニット・SUPER JUNIOR-D&Eでも活躍する彼らは、2012年から日本でも活動を行ない、これまでに数々の日本ツアーを開催。抜群のチームワークと"あうん"の呼吸が心地いい"相棒感"は年々増す一方、さらに2人は楽曲制作を通じてクリエイターとしての才能も発揮している。
ユニークなキャラクターで笑いの中心的存在であるシンドンはバラエティやMC、そしてMVの監督もこなす多才ぶり。2018年には、8人組ガールズグループ・PINK FANTASYをプロデュースし日本デビューも果たすなど、その多彩な才能には驚かされるばかりだ。
SUPER JUNIOR-K.R.Y.のメンバーとしても活動するイェソン、リョウク、キュヒョンのボーカルラインは、それぞれソロ歌手として高い評価を獲得。イェソンは2016年に韓国でソロデビューし、同年、日本でもソロ初シングルをリリース。これまで開催した3度の日本ツアーでは、類まれな美声と圧倒的声量で会場を酔わせた。
リョウクもイェソンと同じく2016年に韓国デビューしたのち、2019年3月に待望の日本ソロデビュー。韓国ではミュージカルや演劇の世界でも活躍の場を広げ、ミュージカル俳優、舞台俳優としての地位を確立している。
2014年にグループから最初のソロデビューを果たしたキュヒョンもミュージカル出演が多いメンバーで、2016年の「モーツァルト!」では客席の涙を誘う圧巻の芝居を披露した。今年の除隊直後の単独ファンミーティングで、"牛のように一生懸命働くから見守ってほしい"と、キュヒョンらしいユーモアを感じさせるコメントを発表するや、すぐにシングル「君に会いに行く(The day we meet again)」を韓国でリリースし、ファンを喜ばせた。
そして、グループ随一の端正なルックスを持つシウォンは俳優やモデルとして活躍。ラブコメからアクションまで幅広い役を演じ、2019年は主演作「国民のみなさん(原題)」でベテラン詐欺師役を好演。またひとつ、役者としてのステップを駆け上がった。
そんな各々の傑出した個性の集合体――まさにスーパーグループの名にふさわしいSUPER JUNIOR。いよいよ完全体となった彼らは、今年9月に韓国9枚目のフルアルバム『Time_Slip』をリリース。タイトル曲「SUPER Clap」は拍手で全ての心配と不安を吹き飛ばそうという軽快な雰囲気のナンバーだ。さらに来年1月29日(水)には、日本で約6年半ぶりとなるアルバム発売が決定。11月にさいたまスーパーアリーナを熱狂させた単独ツアー「SUPER SHOW8」も、2月に大阪・福岡公演が開催される予定だ。
KNTVにて日本初放送される人気バラエティ「SUPER JUNIORリターンズ3」には、そんな彼らのソロ活動の様子に密着したドキュメントや、アルバム『Time_Slip』制作に向けた爆笑ミーティングの様子が多数盛り込まれている。10年越しの"完全体"でありながら、抜群のチームワークが見て取れるレア映像の数々...10年前と変わることのないSUPER JUNIORならではの空気感に感無量だ。
文=川倉由起子
放送情報
SUPER JUNIOR リターンズ3
放送日時:2019年12月13日(金)0:45~
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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