シムクン♥韓流|今月は"マルチな才能の持ち主"キー(SHINee)さん登場!

キー(SHINee)さん登場!『ひとり酒男女(原題)』のドラマの見どころなどお聞きしました!

-『ひとり酒男女(原題)』で、ドラマ初出演を果たしました。

今年、僕の中で一番のビックイベントが今作への出演でした。ドラマの放映中から、今まで活動した中で、キーとしてこんなに注目を受けたことがあったかな? と思うほど大きな反響があったんです。今までソロ活動をしていなかったわけではないんですよ。バラエティ番組にも出ていたし、音楽番組のMCもしていたし。でもドラマのお茶の間への影響力というのはハンパじゃなくて。キーという芸能人がいるということを知ってくれた方も多かったですし、歌だけじゃなく演技もしていることを知った方々からお褒めの言葉をいただいたりして、とても嬉しかったです。

-劇中、公務員浪人3年目のキボムを演じています。記憶に残っているシーンはありますか?

普段、自分の本音をあまり口にしないキボムが、本心を見せるシーンはどれもグッときました。例えば、ドンヨンにトイレの前で「僕は友情を選ぶ」と言うシーンとか、自分が片思いをしているチェヨンがほかの男のことで苦しんでいるのを見て慰めるシーンは、ぜひ、注目していただきたいですね。

-コンミョンとドンヨンとの"公務員浪人トリオ"のブロマンスも見どころの一つです。お二人との撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?

二人とは演技の息もぴったりあいましたし、気も合ったので、待ち時間はいつも三人でおしゃべりをしていました。自分のシーンがなくても、二人に会うためだけに現場に行ったことも(笑)最近もよく連絡を取り合っています。

-自然体の演技が評価を受けましたが、自分の演技をどう評価していますか?

今作に出演して思ったのは、自分が未熟だということと、直さなくてはいけないことがたくさんあるなということ。今後も演技を続けていくのであれば、もっと勉強する必要があると思いました。最近、韓国のドラマや映画をたくさん見るようにしているんです。昔はただぼーっと見ていたのですが、セリフの間の取り方に注目したり、「この先輩はどういう気持ちでこのセリフを言っているのだろう」と考えながら観たりしています。

-内容をゆっくり楽しめないじゃないですか(笑)

あはは。そうかもしれないですね。でも、もしかしたら今後、似たような役を僕がやるかもしれないじゃないですか。僕、常日頃から芸能人にプライベートってあるのかな? ないんじゃないかなって思っているんです。家にいても、ドラマを見て演技の勉強をしたり台本を読んだりしていたら、それってプライベートじゃないですよね。

-いつもオンの状態ということですか?

そうなりますね。でも全然辛くないんです。結局、この仕事が好きなんですね。若い頃は、プライベートがない生活をもどかしく思ったりもしましたが、今はやるべき理由もはっきりしているので、辛いとは思いません。

-模範生ですね。

そうかな?そうではないと思いますけど。ただ、たくさんの目があるので、僕がしっかりしないとダメだという気持ちですね。責任感というか。

-そういう責任感はいつ芽生えたのでしょうか。

実は、何年も経っていないんです。若い頃はとにかく『懸命』ということだけを考えて突っ走っていました。でも、芸能人の使命って、みんなを楽しませたり、癒したりできる良質なコンテンツをみなさんに提供することじゃないですか。仕事が終わってテレビをつけたのに、僕のパフォーマンスが良くなかったり、演技が下手だったら癒されないよなって思って。そう思い始めた頃から自分の作るコンテンツに責任を持って臨むようになりました。

-やっぱり模範生だ(笑)

違いますって(笑)

-では、"癒す側"の自分が癒されたくなった時はどうしますか?

たぶんそういうときは、イライラとかストレスが溜まっている時だと思うので、とりあえず友達やマネージャーに自分の気持ちをぶつけます。こういう理由で辛い、腹が立つ、爆発しそうって(笑)一通り吐き出すとすっきりして、もうストレスがなくなっています(笑)

-今後やってみたいキャラクターは?

キボムとはタイプの違う、シリアスな役柄を演じてみたいですね。

-最後に、ドラマの見どころを教えてください。

このドラマは、一生懸命生きている人々の姿を見せる"人間臭い"作品です。最近は人間世界でない話や財閥たちの話など雲の上の話が多いですが、このドラマに出てくる人物は、僕たちのすぐ隣にいるような人なので、誰かしらに自分を重ね合わせてみることができるんじゃないかなと。例えば、試験勉強を頑張っている人たちは僕たち浪人トリオに、仕事で悩んでいる人たちはハナやジョンシクの姿に、少なからず共感できるところがあると思うので、ドラマを観ながら、「自分だけじゃないんだ」「明日も頑張ろう」と思っていただけると嬉しいですね。

※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。

取材・文:酒井美絵子

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聖心女子大学卒業後の2001年に渡韓。韓国外国語大学大学院在学中の2002年から、韓国から日本に輸出されるK-POP紹介番組などに出演。2004年からは日本の韓流ブームに乗り韓流雑誌への寄稿を開始。その後、出版・テレビ・映画といったメディア業界を中心に、ライター、コーディネーター、翻訳家として日々活動中。
2016年4月からは、BSスカパー!(BS241)で放送中の『韓流ザップ』で「天の声」を担当。


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