韓国の大手芸能事務所JYPエンターテイメントに所属し、TWICEの弟分として知られる次世代ボーイズグループ、Stray Kids。2018年に韓国でデビューするやいなや、メンバーたちが手掛ける楽曲のクオリティの高さ、ダンスの力強さは、世界で注目を浴び、「Asia Artist Awards」「Mnet Asian Music Awards」などの音楽アワードで、2年足らずのうちに10冠もの新人賞を獲得する快挙を達成している。
そんな彼らが3月18日(水)にベストアルバム『SKZ2020』で待望の日本デビューを飾る。今回はStray Kidsが日本でデビューする前にぜひ知ってもらいたい、彼らの楽曲の魅力や活動について紹介したい。
■新人離れした楽曲制作スキル!Stray Kidsの持つただならぬポテンシャル
2017年、全員でのデビューを懸けて課題に挑むという一風変わったサバイバル・リアリティ番組「Stray Kids」を通じ結成されたStray Kids。当時から抜きんでた実力者であり、最も練習生期間の長かったグループの絶対的リーダー、Bang Chan(バンチャン)を中心に結束を深めていった彼らだが、2018年3月にリリースされた1stミニアルバム『I am NOT』から全曲の作詞作曲をメンバー自らで行う"自作ドル"であること、またその楽曲が新人離れしたクオリティだったことで、すぐさまK-POPファンの間で話題になった。
曲中にラップパートが多いことも彼らの特徴で、タイトル曲「District9」や「MIRROR」では、超高度なラップスキルにただただ唖然!主に楽曲制作を手掛けるのは、バンチャン、Changbin(チャンビン)、HAN(ハン)のラップ担当メンバーたちで、彼らのディレクションの下に全員で一致団結し、アルバム制作を行っている。
楽曲制作にも意欲的で、同年の8月に2ndアルバム『I am WHO』、10月には3rdアルバム『I am YOU』と続けて発表。これらを引っ提げ、デビューから異例の早さでアジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパをまわるワールドツアー「UNVEIL TOUR 'I am...'」を敢行し、チケットは即完売。昨年9月には、日本でもパシフィコ横浜国立大ホールで初の単独公演を行い、新人とは思えないほどの盛況ぶりを見せた。Stray Kidsはただならぬポテンシャルを秘めているのだ。
■ラップミュージックの原点!?心に突き刺さる等身大のメッセージに注目
彼らがこれほどまでに支持を集める理由は、やはり作詞作曲を自分たちで行っていることが大きい。イントロから耳に残るキャッチーな「My Pace」では、"誰かと比較なんかせずに自分のペースで走れ!"というメッセージが心に響き、「Spread My Wings」では成人を迎える前の複雑な心境をメロディに乗せて歌い上げる。彼らの書く歌詞は、とにかく等身大でその瞬間の気持ちを切り取ったものばかり。自分たちの気持ちがストレートに、ラップで吐き出されている彼らのスタイルは、まさにラップミュージックの原点のようなものを感じずにはいられない。
スペースシャワーTVプラスでは、そんな日本デビュー間近のStray Kidsを3月15日(日)から4ヶ月にわたり大特集。「SKZ SHOWER TV ~はじめてのStray Kids~」と題し、彼らの楽曲制作現場の雰囲気やインタビュー、MVが放送される。メンバーたちが不慣れな日本語を一生懸命に話す姿は、初々しさとひたむきさに溢れており、それだけで心が掴まれてしまう。
現在も全世界21都市を巡るワールドツアー「Stray Kids World Tour'District 9:Unlock'」の真っただ中。昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、残念ながら3月に開催が予定されていた大阪公演は中止になってしまったが、4月1日(水)から放送される日米韓3ヶ国同時展開される話題のアニメ「神之塔-Tower of God-」のオープニングとエンディング曲を担当することも決定している。間違いなく今年注目のアーティストとなりそうな予感大!彼らの楽曲と併せて、メンバーたちの等身大の魅力に触れてみたい。
文=津金美雪
放送情報
SKZ SHOWER TV ~はじめてのStray Kids~
放送日:2020年3月15日(日)21:00~
チャンネル:100%ヒッツ!スペースシャワーTVプラス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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