"バラードの皇帝"シン・スンフン、韓流ファンの記憶に刻まれる唯一無二の歌声

BTSやTWICEなどを中心にK-POPグループが世界的な脚光を浴び、"第3次韓流ブーム"と呼ばれている昨今。「冬のソナタ」から火がついた"第1次韓流ブーム"の時も、音楽はムーブメントを支える重要な役割を担っていたが、ヒップホップやEDMなどが隆盛を極める現在とは違い、当時のメインはバラード。そんな中で抜群の人気を誇っていたのが、"バラードの皇帝"ことシン・スンフンだ。

韓国では1990年代から人気を得ていたスンフンだが、日本で注目されるようになったのは名曲「I Believe」の存在が大きいだろう。この楽曲は韓流ブーム真っ只中の2003年に日本公開された映画『猟奇的な彼女』の主題歌。映画の大ヒットとともに知名度を上げ、2004年に初来日単独コンサート、2005年に日本デビューを果たすなど、韓流のバラード＝スンフンのイメージを持っている人も多いのではないだろうか。

そんなスンフンが4月30日(木)からMnetにて日本初放送される「私の中のバラード」で、ベテランの健在ぶりを示している。この番組は俳優、モデル、タレント、芸人、格闘家、作曲家など、普段は別々のフィールドで活躍している6人の男性芸能人がバラード歌手に転身し、楽曲を発表するバラエティ。バラードがテーマとあって親和性抜群なスンフンが、番組内で"マスター"として登場するのだ。

スンフンとサプライズ的に初対面するシーンでは、参加者たちは驚きを隠せず、思わず後ずさり...。レジェンドに対して恐縮しきりな参加者たちだが、スンフンは優しい笑顔で迎え入れ、心強い味方として言葉をかけていく。果たして歌手転身に憧れる参加者たちはスンフンを納得させるような歌声を披露できるのか...。

今年デビュー30周年を迎えるスンフンは、4月8日に記念アルバム『My Personas』をリリースするなど、精力的に音楽活動を続けている。この番組を通して、彼が現在のタレントやアーティストに与えた影響の大きさを感じることができるはず。その余韻をもたらすスンフンの美声はもちろん、改めてバラードの魅力を再認識させられた。

文＝HOMINIS編集部

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