アカデミー賞で4冠を達成した『パラサイト 半地下の家族』(2019年)の動員を上回り、韓国では2019年No.1ヒットを記録したイ・ビョンホン監督の映画『エクストリーム・ジョブ』。フライドチキン店を偽装営業することになった麻薬捜査班の活躍をコミカルに描く本作で、初のメジャー映画出演ながら存在感を発揮したコンミョンが、続けてイ・ビョンホン監督作品「メロが体質(原題)」に出演。5月14日(木)よりホームドラマチャンネルにて日本初放送される。
■"子犬のような愛らしさ"で人気&注目度アップ!
メインボーカリストのソ・ガンジュンを中心に、俳優業を基盤とした5人組アイドルグループ・5urprise(サプライズ)のメンバーとしても知られていたコンミョン。そのメンバー5人が主演を務めた「放課後サプライズ~ハチャメチャ大作戦」(2013年)でデビューを飾った彼が、一躍その名を広めるきっかけとなった作品といえば、人間界を管理する神々の恋愛模様を描いたドラマ「ハベクの新婦」(2017年)だ。
主人公となる水の神・ハベク(ナム・ジュヒョク)の幼なじみであり、自由奔放でやんちゃな性格の天国の神・ビリョム役は、"子犬のような愛らしさ"と言われる童顔のコンミョンのハマリ役で、人気も注目度も一気にアップ。その後も、「ピョン・ヒョクの恋」(2017年)では主演のシウォン(SUPER JUNIOR)が扮した財閥御曹司のお目付け役で恋愛経験ゼロのジェフンや、「死んでもいい(原題)」(2018年)では愛する女性を守ろうとする理想の"年下男"を嬉々として演じ、どこか憎めない弟キャラを確立。『エクストリーム・ジョブ』でも、情熱ばかりが先行し、麻薬捜査班に混乱をもたらす最年少刑事を演じており、着実にキャリアを積み重ねてきた。
■遊び心も満載!イ・ビョンホン×コンミョンの2度目のタッグ!
そんな若手注目株のコンミョンだが、最新作「メロが体質(原題)」への出演を決めた理由は、尊敬するイ・ビョンホン監督の作品にまた出演したかったから、と明言している。
そのイ・ビョンホン監督とは、日本でもリメイクされるなど大ヒットを記録した『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)で脚色を担当し、独特のストーリーテリングで早くから映画界で注目を集める存在だった人物。しかも「メロが体質(原題)」は、そのビョンホン監督が初めて手がける連続ドラマとして、制作発表の段階から高い注目を集めていた作品だ。
数々の映画賞を受賞する実力派女優、チョン・ウヒらが演じる30代ヒロインたちの悩み・恋愛・友情を赤裸々に描いた「メロが体質(原題)」は、韓国版「セックス・アンド・ザ・シティ」ともいうべき大人向けのヒューマン・ドラマ。随所に笑いが散りばめられ、キャラクターを温かい視点で捉えたイ・ビョンホンのスタイルは健在で、1話1話が映画のようなクオリティに仕上がっている。
そんな本作でコンミョンが演じるのは、シングルマザーのハンジュ(ハン・ジウン)がチーム長を務めるドラマ製作会社のマーケティング部に配属された新入社員・ジェフン。子育てや上司からの叱責に翻弄される日々を送るハンジュにとって、ジェフンは、束の間の癒しを得られる存在で、ここでもコンミョンは、持ち前の憎めない弟キャラを発揮。
また、劇中には、ドラマ撮影の小道具となるフライドチキンを早朝に調達する必要に迫られ、ジェフンが急遽、店に侵入し勝手にフライドチキンを揚げて撮影所に駆けつける場面も。この『エクストリーム・ジョブ』での設定を模したシーンも、イ・ビョンホン監督ならではの"遊び心"といえるだろう。
韓国では、イ・ビョンホン監督の新たなペルソナ(※ここでは監督が自身の意図を表すために繰り返し登場させる特定の俳優のことを指す)として目されているコンミョン。俳優としてはまだ発展途上ながら、近い将来、ドラマや映画で"主演"俳優としての彼を目撃することになるのでは?そんな予感をもたらしてくれる存在だ。
文=HOMINIS編集部
放送情報
メロが体質(原題) 第1話先行無料放送
放送日時:2020年5月8日(金)22:20~
※レギュラー放送は、5月14日(木)より毎週(水)(木)15:15~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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