ワイルドなパフォーマンスが売りの"野獣アイドル"として日本でも大きな注目を集めた2PM。そのメンバーにして、185cmの恵まれた体格を生かし、早くから演技活動も開始したのがテギョンだ。ドラマや映画でのナチュラルな演技が評価されている彼は、高い演技力を持つアイドルを指す"演技ドル"の代表格として知られている。
2010年の「シンデレラのお姉さん」で、ヒロインを見守る青年を演じて俳優としての扉を開くと、翌年の芸能学校での青春模様を描いた「ドリームハイ」では、ヒロインを巡る恋の三角関係や父との関係に悩む青年を好演。2011年の「僕とスターの99日」では日本のドラマにも進出し、2013年には「君を守る恋 ~Who Are You~」で初主演を果たすなど、順調なキャリアを築いてきた。
そんな俳優として脂が乗ってきた2017年に兵役を迎えたテギョンだが、2019年5月の除隊以来、初のドラマ出演となる"ファン待望"のカムバック作が「ザ・ゲーム(原題)」だ。
■"死の瞬間が見える"予言者役で心の揺れを演じる
5月26日(火)にKNTVにて第1話先行放送、6月より日本初放送される「ザ・ゲーム(原題)」は、目を見ただけでその人の死の瞬間が見える"預言者"としての能力を持つテピョンを主人公としたミステリーサスペンス。
ある日、女刑事・ジュニョン(イ・ヨニ)と偶然出会ったテピョンは、生まれて初めて死が見えないジュニョンに心を奪われる。そんな中、女子高生が0時に殺害されるというかつての連続殺人事件"0時の殺人鬼"と酷似する瞬間を見たテピョンは、ジュニョンと共に事件の真相に迫っていくが、その先には衝撃の真実が待ち受けており...というストーリーだ。
テギョンが演じるのがこの特殊な力を持つテピョン。死を予言するという不吉な能力ゆえに、外見では明るく振舞っていても、その心の中には常に孤独と寂しさを抱えている繊細なキャラクターだ。そんな難役を、力強くもどこか悲しげな眼差しひとつで説得力たっぷりに表現したテギョン。過去が明らかになっていくにつれ、眼差しに戸惑いや葛藤を生じさせるなど、僅かながらも自然な変化で、テピョンの心の揺れを巧みに演じている。
■7年ぶりに共演したイ・ヨニとの自然なロマンス
また唯一、最期を見ることができないジュニョンに対して、死の真相が分からないという興味から、次第に心を奪われ、恋心へと変わっていく心情も演じ分けている。ジュニョン役のイ・ヨニとは『結婚前夜~マリッジブルー~』(2013年)以来7年ぶりの共演だが、そんな時間を感じさせない相性の良さで、自然なロマンスを体現してみせた。
復帰作だからこそ緊張し、たくさん準備もしたと明かしているテギョン。5月に予定されていた来日イベント「2020 オク・テギョン イベント -I'm OK-」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で12月に延期されたこともあり、ファンからはより一層の注目が集まっている作品だ。復帰後の可能性を証明した本作には、彼の俳優としての力量が十二分に発揮されている。
文=HOMINIS編集部
放送情報
ザ・ゲーム(原題) 第1話先行放送
放送日時:2020年5月26日(火)20:00~
※レギュラー放送は、6月14日(日)より毎週(日)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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