チ・チャンウクが除隊後に新たな魅力を開花！兵役前・後で見せる素顔はどう違う？

韓国男性であれば、よほどの理由がない限り避けることはできない兵役制度。その間は活動を休止しなければならないスターたちにとっては、ブランクとして捉えられていたものの、昨今では除隊後の活動に"たくましさ"といった新たな魅力が加わり、それまでのイメージを一新させる者も少なくない。昨年の4月に除隊したチ・チャンウクも入隊の前後で印象を新たにしつつある俳優の一人だ。

初主演ドラマ「笑ってトンヘ」(2010年)での孝行息子役で一躍ブレイクしたチャンウク。その後は、時代劇に初挑戦した「ペク・ドンス」(2011年)、「ヒーラー～最高の恋人～」（2014年）、「THE K2～キミだけを守りたい～」（2016年）などに出演しており、アクションもこなせる実力派俳優というイメージが大方だろう。しかし彼が俳優活動を始めてからもう一つ熱を入れていたものがある。それはミュージカルだ。

無名時代にカン・ハヌルと共演した「スリル・ミー」(2010年)を経て、2013年には3年ぶりに「あの日々」でミュージカルに出演した。物語のカギを握る20年前に謎の失踪を遂げた警備員・ムヨンを演じたチャンウクは、時にやさしく、時に力強く、感情のこもった歌声を披露。その演技は多くの人から評価を受け、第7回 THE MUSICAL AWARDSの男性新人賞も受賞しており、ミュージカル俳優としての代表作に。

また、「あの日々」を演出したチャン・ユジョン監督の誘いを受けて、同年に「兄弟は勇敢だった？！」の日本公演に出演したほか、今も繰り返し上演し続けられている大型ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」にも出演。1年のうちで主役級のミュージカル舞台に立て続けに出演したことで、ミュージカル界でも注目の的となったのだ。

抜群の歌唱力はミュージカル以外でも発揮され、「奇皇后 ―ふたつの愛 涙の誓い―」(2014年)でのオリエンタル・テイストのバラード曲「蝶々へ」や、「ヒーラー～最高の恋人～」での切ない想いを歌い上げた楽曲「守ってあげる」など、出演ドラマのOSTにもそれぞれ参加。ドラマを盛り上げるのにひと役買っている。

これらは入隊直前の2017年に開催されたコンサート「JCW 3rd Concert 君におくる愛の歌」(日本／東京国際フォーラム)、「チ・チャンウク　デビュー10周年コンサート」(韓国／ソウル・オリンピック公園オリンピックホール)でも披露されており、彼の歌声のファンが多いことはお察しの通りだ。

自身初のロマンティックコメディ「あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜」(2017年)を最後に入隊したチャンウクだったが、除隊後初のテレビ出演となったのは、6月16日(火)よりKNTVで日本初放送される本格フィッシングバラエティ「都市漁夫」へのゲスト出演だった。

釣りは初心者というチャンウクだが、この日はビギナーズラックを連発。番組出演者の中では最年少ながら、しっかり海の似合う男になって帰ってきたようだ。さらに自ら釣った魚で料理の腕前も披露しており、魚をおろす包丁さばきにも注目だ。そして何より、今までバラエティ番組へ出演することの少なかったチャンウクの素顔も満載。まだ慣れない釣りでの戸惑いや、ヒットした時の笑顔など彼の人柄が垣間見られる瞬間が詰まっている。

除隊後の復帰第1作として、ラブロマンス「僕を溶かしてくれ(原題)」に出演し、今後はコメディドラマへの出演も決まっているというチャンウク。バラエティでの素顔だけでなく、今まで見たことのない彼の新たな一面に、これからまた出合えると思うと楽しみでならない。

文＝津金美雪

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