ジョングク、ジミン、J-HOPEら、BTSのダンスラインが見せた抜群の身体能力

2013年のデビュー当時から、"カル群舞"と呼ばれる完璧なシンクロダンスとLA生まれのストリートダンス"クランプ"の要素を取り入れた、精度の高いパフォーマンスが注目を集めたBTS。ダイナミックなフォーメーションは運動量の多さも目を見張るが、それだけの激しい動きでファンを楽しませることができる彼らは、やはり運動神経もすごかった...！？

BTSの身体能力の高さを堪能できるうってつけの番組が、ホームドラマチャンネルで6月の土日に一挙放送される「K-POPアイドルスタースポーツ選手権」だ。2010年よりスタートした同番組は、毎年2回、正月と秋夕(チュソク※日本のお盆にあたる韓国の祭日)に実施。旬のK-POPアイドルたちが集結し、陸上やアーチェリーなど様々なスポーツで競う人気バラエティだ。

BTSが同番組に初出場したのは、デビュー翌年の2014年のことだった。ピンクのジャージに身を包みまだ初々しさの残るBTSからは、男子60m走にJ-HOPEとジョングク、フットサルにはジミンが登場。この時は目立った活躍とはならなかったが、走るフォームや体の使い方などは今後を期待させるものだった。そして、翌年から彼らはその期待通りの快進撃を続けることとなる。

BTSが存在感を発揮したのが、2015年の秋夕大会、2016年の両大会、2017年の正月大会と連続で出場し、連覇を達成した花形種目、400mリレーだ。リレーメンバーに選抜されることの多いメンバーは、しなやかに体を使いこなし滑らかで美しいダンスが特徴のジミン、激しい曲をキレッキレのダンスでより一層盛り上げるJ-HOPE、メンバー最年少でどんな曲でもモノにしてしまう万能型のジョングクというダンスラインの3人。

やはり体の使い方に秀でた彼らは、短距離走で早く走るコツを掴んでいるようだ。中でも注目したいのは、筋肉質な体を持つジョングク。他選手を引き離すアスリート並の走りには驚かされること必至だ。

そのほか、ラップが専門ながらどんなダンスもクールにやってのける器用なSUGAは、2015年秋夕大会のバスケットボールで、コートを縦横無尽に走り回り相手チームの守備を崩し、表情豊かでダンスの魅せ方が上手いVは2017年の正月大会で美しいフォームでアーチェリーを放つなど、彼らの身体能力はどの大会でも注目の的だった。

近年は不参加が続いているため、2014年から2017年までの出場大会がイッキミできる機会は貴重といえる。肉体的にもハードなステージで常に全力のダンスパフォーマンスを見せ続けている彼らだが、それを支える彼らのずば抜けた身体能力と、ここ一番の集中力に改めて驚かされる。

文＝津金美雪

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