7月15日、約2年3ヶ月ぶりとなる日本4thアルバム『MAP OF THE SOUL:7~THE JOURNEY~』がリリースされたBTS (防弾少年団)。ひと足先に全世界同時配信された同アルバムのリード曲「Stay Gold」は、日本やアメリカなど84の国と地域のiTunesトップ・ソング・チャートで1位を獲得。彼らの楽曲としては珍しいミドルテンポのバラード曲で、エモーショナルな日本語詞だけに、心に響いているファンも多いのではないだろうか。
さらに6月14日には世界最大規模となる107の国や地域の約75万人が集結したオンラインコンサート「BANG BANG CON The Live」も開催。"BTSの部屋にファンを招待する"というコンセプトで、BTSの多彩な表情が見られるというサービス精神にあふれた構成となっていた。
これだけ世界的反響を呼ぶトップアーティストでありながら、ファンであるARMYを喜ばせるために常に全力投球のBTS。もちろんバラエティ番組に登場した際にも、その精神は揺らぐことはないようだ。メンバー7人がそろって2017年に出演したバラエティ番組「知ってるお兄さん」(KNTVにて8月29日放送)では、大物コメディアンのカン・ホドンやヒチョル(SUPER JUNIOR)ら一筋縄ではいかないクセモノ"お兄さん"たちを相手に、全力のパフォーマンスを見せてくれた。
まず、登場からわずか3分で「FIRE」のキレキレダンスを披露。ホドンらの煽りを受けて「見せてやるよ!」と一瞬でステージモードに切り替わり、番組セットの教室とは思えないほどの完成度に周囲は拍手喝采となった。
一方のトークでは、ホドンとイトゥク(SUPER JUNIOR)がMCを務める番組「ホドン・イトゥクのスターキング」(KNTVにて8月11日・18日放送)に、J-HOPEとV、RM、JIMIN(ジミン) が出演した際の話からスタート。ホドンがJIMIN の名前をうっかり挙げ忘れるハプニングもあったが、Vのフォローで無事進行。トークでもチームワークの良さを見せてくれた。
この後も"お兄さん"たちからの無茶振りに100点満点で答えていくBTS。出身地の異なるメンバーに対して「方言でケンカしてみて」というリクエストには、大邱(テグ)出身のVが「口から垢が出るぞ」と"慶尚道方言"で切り返し、J-HOPEのボイスパーカッションにRMが即興ラップを合わせれば、JIMINはJ-HOPEと共にダンス。JIN(ジン)は何故か投げキスを乱発し、さらにヒチョルへのウィンクもお見舞いするサービス精神を発揮。SUGA(シュガ)はバスケットボール回しを華麗に決めて、JUNG KOOK(ジョングク)は名優チェ・ミンシクのモノマネと得意の似顔絵を描いてみせるなど、個性豊かな特技を次々と披露した。
どんなことでも全力で挑むBTSのメンバーたち。7人全員がその気持ちを持っているからこそ、生まれる化学反応が面白い。今ではなかなか7人そろってバラエティ番組に出演する機会は少なくなってしまったからこそ、彼らのサービス精神旺盛なパフォーマンスや特技も見られる「知ってるお兄さん」は貴重な瞬間となりそうだ。
文=津金美雪
放送情報
ホドン・イトゥクのスターキング<BTS (防弾少年団)出演回>
放送日時:2020年8月11日(火)・18日(火)17:15~
知ってるお兄さん<BTS (防弾少年団)編>
放送日時:2020年8月29日(土)7:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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