「100日の郎君様」とは一変!?キム・ジェヨンが複雑な恋愛模様で見せた人間臭さ

「愛はビューティフル、人生はワンダフル」
「愛はビューティフル、人生はワンダフル」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2019 KBS. All rights reserved

トップモデル出身という抜群のスタイルと洗練された顔立ちを武器に、映画やドラマで活躍中のキム・ジェヨン。「マスターククスの神~復讐の果てに~」(2016年)や「じれったいロマンス」(2018年)...と順調にキャリアを築き上げているジェヨンだが、その存在を広く知らしめた作品といえば、物語のキーマンでもあるムヨンを演じた「100日の郎君様」(2018年)ではないだろうか。

ムヨンは、主人公である記憶を失った世子、イ・ユル(ド・ギョンス)の命を狙う刺客で、朝廷の重臣だった父親の死をきっかけに苦難の人生を歩むキャラクターだ。身を潜めて生きる刺客の立場ゆえに、黒ずくめの衣装で言葉数も少ないのだが、その存在感は抜群。特に、その素性や人となりが徐々に明らかになる物語の終盤、愛する者を守ろうとする懸命な姿は、見る者に強烈なインパクトを残した。

キム・ジェヨンの熱演が先の読めないストーリーを紡ぐ(「愛はビューティフル、人生はワンダフル」)

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そんなジェヨンが主要キャストの一人を演じ、実力を開花させた作品が、9月10日(木)からWOWOWプライムにて放送される「愛はビューティフル、人生はワンダフル」だ。

2019年の9月から今年の3月まで韓国で放送されると初回から視聴率25%を記録。先の読めない展開や深い心理描写が話題を集め、最終回には32%という高視聴率を叩き出したドラマだ。女子高生のキム・チョンア(ソル・イナ)は、2年に及ぶいじめに耐えられず、オンラインで見つけた男子高校生ジュンギョム(チン・ホウン)とともに自殺を図ろうとする...という衝撃的なスタートから幕を開け、大きな心の傷を残したこの事件から2つの家族が10年以上の時間をかけながら再生していく様子が描かれる。

ジェヨンが演じたのは、ジュンギョムの兄のジュンフィ。イケメンで頭脳明晰、さらに金持ちという3拍子揃った完璧な男だが、他人に興味が一切なく独身主義を貫く冷めたキャラクターだ。そんなジュンフィは、弟の事件の当事者チョンアと出会い、絶望的な状況においてもポジティブに生きようとする彼女の魅力に心惹かれていく。

「愛はビューティフル、人生はワンダフル」

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ジェヨンは持ち前のクールなビジュアルと佇まいで都会派の男に成りきってみせたかと思えば、徐々に感化されていく心の機微も巧みに表している。チョンアといるときに見せるはにかんだ笑顔や、電話をかける際の緊張した面持ちや息を整える仕草、思わず彼女を見つめてしまう眼差し...など、さりげなくも確かに感情が伝わってくるジェヨンの演技に、徐々に親近感が芽生えていく。

さらに、過去の因縁から一度は別れを切り出すジュンフィが、こみ上げてくる悲しみをこらえて、体も声も震わせながら電話越しで話す姿はとにかくエモい...。スマートなジェヨンのイメージとはかけ離れた人間的な魅力が存分に放たれているのだ。

「愛はビューティフル、人生はワンダフル」

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時代劇である「100日の郎君様」のムヨン役とは、世界観も印象もまったく異なるものの、クールな一面から徐々に人間性がにじみ出てくる変貌ぶりは、ジュンフィ役とも相通ずるところがある。「2019 KBS演技大賞」の新人演技賞受賞も納得の、今作での役者としての成長ぶりに改めて注目してみたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

愛はビューティフル、人生はワンダフル
放送日時:2020年9月10日(木)8:15~
※毎週(月)~(金)8:15~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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