パワハラ上司とは正反対！？名バイプレイヤーキム・ウンスの意外な素顔｜Kカル！

"コンデおじさん"キム・ウンスの素顔は、日本語も堪能なおちゃ目なおじさん！

パワハラざんまいだったおじさんがリストラされ、シニアインターンとして働くことに。上司として現れたのは、自分がかつていじめて会社を辞めさせた男だった！立場が逆転した二人の紆余曲折な会社ライフを描いた痛快コメディドラマ『コンデインターン』、めちゃくちゃおもしろいです。

シニアインターンになったパワハラおじさんマンソクは、最初はおとなしくしていたものの、自分に「コーヒーを入れてちょうだい」とのたまう20代の女性契約社員や突飛なヘアスタイルの変わり者インターン、マンソクのアイディアを自分の手柄にする若造......を前に、「どの若者も気に食わぁぁあぁぁぁん」と大爆発！

一方、マンソクの"先輩"となった若者たちも、会社の重役でもないくせに説教じみたことを言うわ、年上を敬え！とキレるわ、PCの使い方が分からず社内PC全てをウィルスに感染させるわ、老眼のせいで注文内容を間違えるわ、迷惑をかけるばかりで使えないマンソクにイライラMAX。まったく相容れる様子はありません。

と、これだけ聞くと、マンソクはただの"老害"ですが、さすが、かつて部長にまで上り詰めた男！根性はあります。例えば、企画書が書けないせいでアイディアを若造に取られたときには、休日にパソコン教室に通い企画書を完成させたり、「こんな仕事をする俺じゃないんだ」と言いつつも計算機と格闘して領収書処理をしたり。なんだかんだいいながら頑張るところはなんだか憎めなくもあり、時にはかわいくもみえてくるのです。

マンソクを演じるのがキム・ウンスさんです。芸術大学で演劇を学んだあと来日し、日本映画学校で、7年間演出の勉強をした日本通。今は亡き今村昌平監督との縁も深いそうです。韓国に帰国後、俳優としての活動を本格的に開始すると、『タチャ』のクァク・チョルヨン役、『チュノ』のイ・ギョンシク役などでキャリアをのばし、『太陽を抱く月』のユン・デヒョン(大王大妃の側近)で一躍有名になりました。これまでに、ドラマ約50本、映画約70本に出演するバイプレーヤーです。

さて、今作で強烈なパワハラおじさんを演じたキム・ウンスさんですが、実際はというと、理想のタイプを聞かれ、30歳ほども年の差のある美人女優イ・ナヨンさんの名前をあげて恥ずかしがっちゃうようなかわいいおじさんです。

後輩の面倒見もいいそうです。あるラジオ番組に出演した際は、「自分はコンデ(周りを不快にさせる人)ではない」と自己申告。後輩たちを誘って飲みに行った時には、話を長くしないように努力をしているそうで、自分が話す時間は「目指せ、30秒以下」(笑)。説教じみたことを言わないようにもしていて、後輩たちに伝えることはただ一つ！「連帯保証人の欄にハンコは押すな！」だとか。短くも深～いお言葉でございます(笑)

おちゃめなおじさん俳優キム・ウンスさん、これからも元気に活躍して欲しいですね。

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