自身の葛藤と、ファンへの感謝...BTS、スポットライトが消えたステージ後に見せる素顔

『BRING THE SOUL : THE MOVIE』
『BRING THE SOUL : THE MOVIE』

(C)2019 BIG HIT ENTERTAINMENT Co.Ltd., ALL RIGHTS RESERVED.

最新曲「Dynamite」が、ビルボード Hot100(米シングルチャート)で初の首位に輝くなど、まさに世界中を席巻しているBTS。米3大主要音楽祭の一つである「ビルボード・ミュージック・アワード2020」(現地時間・10月14日開催)では、4年連続となるトップソーシャル・アーティスト賞を受賞し、同曲のパフォーマンスが世界的な注目を集めたばかりだ。

■「Dynamite」が世界的な大反響!BTSが飛躍したワールドツアーの裏側とは?

そんな彼らの人気が韓国や日本国内のみならず、一気に世界中へと広がっていった飛躍の裏にはいったい何があったのか。その過程は、10月24日(土)にTBSチャンネル1で放送されるドキュメンタリー映画『BRING THE SOUL : THE MOVIE』でもうかがい知ることができる。

2019年8月7日に世界112の国と地域の劇場で同時公開され、255万人以上を動員した本作。2018年11月に公開された前作『Burn the Stage: The Movie』をしのぐ反響を呼び、BTSの世界的人気を改めて証明してみせた作品だ。

ソウルを皮切りに世界の数々の都市を巡った2018年の「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF'」のヨーロッパ最終公演の翌日、フランス・パリの小さなルーフトップテーブルでささやかな打ち上げを行ったメンバーたち。おいしい食事とワインを囲みリラックスした雰囲気で繰り広げられる彼らの会話と実際のコンサートの映像を交えながら、メンバーそれぞれがツアーを振り返っていく。

■ツアー中のメンバーの胸中にも肉薄!"至近距離"で映し出されるリアルな感情

本編では、密着映像ならではの至近距離で、ツアー中のメンバーたちの素顔にも肉薄。正直ここまで見せるのか...と、生々しい感情を剥き出しにした彼らの表情に驚かされる。例えば、ツアーのスタートを飾ったソウル公演。JUNG KOOKはステージを降りると、パフォーマンスに納得がいかず涙を見せる場面も。打ち上げの席でもミスは忘れることができないようで、パフォーマンスへの飽くなきストイックさを露呈させている。

さらに、JUNG KOOKは、ロンドン公演の直前、かかとを痛めダンスができなくなってしまう。落ち込む彼に、メンバーたちは「お互い助け合いが必要だし、僕たちは一生一緒だよ」と励まし、彼の分もと言わんばかりの全力のパフォーマンスを見せる。そんな彼らにステージ上で拍手を送るJUNG KOOK...。デビューから苦楽を共にしてきたBTSの深い絆が垣間見られ、思わず心が震わされる瞬間だ。

パリ公演では、Vが風邪で声が出にくくなってしまう。そんな彼の状況を知るや、観客たちがまるでBTSの一員となったかのように、Vのパートを代わりに歌い会場に大合唱を轟かせる。そんな光景を見たVは、舞台を降りた直後に感情を抑えきれずに号泣...。本編では、こうした奇跡のような瞬間に何度も立ち会うことができるのだ。

■韓国アーティスト史上初の快挙を連発!世界的な躍進が続くBTSの今

この映画で語られている2018年のワールドツアー以降、グラミー賞でのパフォーマンスや、英ウェンブリー・スタジアムでの異例の2日連続ライブ、前述したビルボードHOT100での首位獲得...と、韓国アーティスト史上初の快挙を次々と達成していったBTS。

あまりの快進撃ゆえに、いともたやすく成し遂げた...ように見えるが、弛まない努力を積み重ね、毎回ひとつずつ葛藤を乗り越えながらステージを踏んできたことが、本編を見るとよく分かる。パフォーマンスに対して各々がストイックに向き合い、立ちはだかる困難も互いに支え合い、ファンへの感謝の心も忘れない――そんな彼らの素顔を、この世界的な躍進が続く今こそ改めて見つめ直してみたい。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

BTSドキュメンタリー映画「BRING THE SOUL : THE MOVIE」
放送日時:2020年10月24日(土)21:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物