来年1月27日(水)に約7年半ぶりとなる日本アルバム『Star』をリリースするSUPER JUNIOR。今年デビュー15周年を迎えた彼らだが、世界中を熱狂させる圧倒的人気はすでに不動のものと言えるだろう。
そんなSUPER JUNIORというグループを長きにわたってまとめ上げてきたのが、最年長メンバーであり、リーダーのイトゥク。一方、グループ随一の美声の持ち主で"マンネライン"として兄たちに可愛がられているのがリョウクだ。今から5年前、デビュー10周年の年に彼らが二人で旅した際の密着ドキュメント「SUPER JUNIOR イトゥク・リョウク THE FRIENDS inスイス」が、12月23日(水)・24日(木)に女性チャンネル♪LaLa TVにて放送される。
二人が訪れた先は、氷河と万年雪、風情ある自然に囲まれた歴史とロマンの国・スイス。華やかなスーパーアイドルの姿とはひと味違い、まるでプライベート旅行のようにリラックスした表情を覗かせている。
出発前には、「メンバーの中で(二人になると)気まずいのがリョウク。真剣に話をしたことがない」(イトゥク)、「性格も正反対だし、趣味もほとんど合わない」(リョウク)と、両者とも不安や気まずさを抱えていた。落ち着いたイトゥクと末っ子らしいリョウクから受ける印象は4歳差とは思えないほどだが、時間とともに距離が縮まり、初の二人旅は右肩上がりで楽しいものになっていった。
牛の乳しぼりや鶏小屋見学、バター作りといった酪農に触れる体験から、世界最大傾斜と言われるピラトゥス山の登山列車、頂上のホテル宿泊、二人だけのドライブ...。非日常の時間に大はしゃぎしたり、ハイテンションでセルカを撮ったりと、道中でひたすらイチャイチャしまくる彼らの姿はどれも必見だ。
そんな密着映像の中で二人の胸の内が赤裸々に語られているのが、山頂ホテルのレストランで最高の晩餐を楽しみ、ワインを飲みながら率直な会話を始めるシーンだ。デビュー当初、イトゥクがドンヘやウニョクばかり可愛がっていたことに対して「寂しかった。当時は言えなかったけど」と可愛い嫉妬を見せるリョウク。一方のイトゥクは、「僕の欲かもしれないけど、いつまでも愛嬌を振りまく"末っ子"でいてほしい」とリョウクにリクエストする。
さらに「リーダーとしてSUPER JUNIORをどうしていきたい?」というリョウクの質問に、「すごく悩んだ...」とイトゥクが過去の葛藤を告白するシーンも。デビュー10年目という節目を迎えるアイドルとして自分たちはこれからどうすべきか――。イトゥクが5年前に抱えていた想いは、15周年の今改めて振り返ってみるとまた興味深い。
また番組終盤、リーダーの重圧を背負い続けてきたイトゥクが、昔を振り返って「カメラの回ってないところでは落ち込んでしまい、仕事がないと『自分は大丈夫かな』と不安になる。もうどうしようもなかった」と赤裸々に語り、専門家に相談して治療を受けたという過去を明かし、「打ち勝つというよりギリギリで耐えてきた」という言葉も漏らす。そんな"10年"を乗り越えたイトゥクが、過去の自分にメッセージを送りながら涙を流す様子は胸に迫るものがある。
一方のリョウクは、そんなイトゥクの想いを受けて「これから10年も兄さんを信じていくよ。大好きだよ」という言葉を投げかける。この旅で確実に強くなった二人の絆に、思わず見ている側も熱いものが込み上げる。
グループの活動時にはあまり見ることのできないイトゥクとリョウクの2ショット。15周年というアニバーサリーイヤーを締めくくるこのタイミングで、改めて貴重な姿と言葉にじっくり没入してみたい。
文=川倉由起子
放送情報
SUPER JUNIOR イトゥク・リョウク THE FRIENDS inスイス
放送日時:2020年12月23日(水)・24日(木)18:00~
※2話連続放送
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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