12月6日に開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2020 MAMA (Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」。初の非対面イベントとして開催された「2020 MAMA」は、歴代級のステージスケールと最先端の公演技術の融合、アーティストたちの驚くべきパフォーマンスが一つとなり、MAMAの歴史に新たな1ページを飾った。
今年は会場でのファンの熱烈な歓声はなかったものの、音楽で出会う新しい世界を意味する"NEW-TOPIA"のメインコンセプトの通り、アーティストとファンが音楽でコミュニケーションを取る祭典の場を作り上げ、時空間を越えて世界中が一緒に楽しむ音楽フェスティバルとして意義深いものになった。
世界の約200地域に生中継された「2020 MAMA」が行われていた間、Twitterのリアルタイムトレンドは世界1位を占め、アメリカ、日本、ブラジル、イギリスなど68地域でもリアルタイムトレンド1位を総なめに。授賞式が行われている間のリアルタイム投票を含めた全体累積投票数は5億3千万件を超える数字となった。
そんな「2020 MAMA」は、非対面方式への単なる転換ではなく、大きな公演だからこそ可能な様々な試みに挑戦。AR、VR、XRなどの拡張現実や仮想現実を用いた最先端技術で、ステージを豪華絢爛にし、実写を基盤に立体映像を施す新技術・ボリューメトリックまで取り入れた演出で世界中のファンたちに見どころを提供した。
今回は特に、アーティストの公演ごとに特化したグラフィックが適用され、それぞれ異なるコンセプトと技術を活用することで、特色のあるステージを実現。このため、MAMA史上最大となる7台のAR専用カメラも動員された。
肩の手術の療養中で参加ができなかったSUGAをボリューメトリック技術を使うことで実現した"7人完全体"でのBTSの「Life Goes On」、XRスタジオの仮想舞台で見たことのないステージを披露したTWICE、ロボットアームとレーザーシステムを結合して新しいパフォーマンスを披露したTREASUREなど目を離せない公演が続々と展開。グローバルな活躍を見せるグループからデビューしたての新人まで、日本でも高い人気を集めるアーティストたちによる最高のステージが繰り広げられた。
また、MAMAでしか見られない特別ステージもファンを釘付けに。デビュー20周年を迎えたBoAのために後輩女性アーティストたちが準備した特別なトリビュートステージと、ガールクラッシュデュオのJessiとファサが一緒に披露した「GANG」のコラボステージ、同じ事務所の先輩・後輩であるMONSTA XとCRAVITYのパフォーマンスなど、それぞれ準備した特別ステージでファンたちを楽しませた。
そして、「今年の歌手賞」、「今年の歌賞」、「今年のアルバム賞」、「Worldwide Icon of the Year」など全部門の大賞を総ナメにし、2020年最高の活躍をしたアーティストであることを改めて印象付けたのがBTSだ。彼らは「MAMAはデビュー当時、唯一招待されなかった授賞式でした。 とても来たくて憧れていた授賞式でしたが、このように大きな賞も連続して受賞でき、感慨無量です」と語り、続けて「時には『Dynamite』のように爆発的に、時には『Life Goes On』のギターメロディーのように淡々と音楽を作って公演します。あまりにも多くの愛をくださり、身に余るほど感謝しています」と受賞の感想を述べた。
韓国のみならずアジアでも高い人気を誇るソン·ジュンギがホストを務めたことでも話題を集めた今回。ほかにも「梨泰院クラス」のパク・ソジュンなど、韓国のトップ俳優たちが授賞者として壇上に上がり、グローバル音楽フェスティバルをさらに輝かせるなど、見どころ満載となった。この授賞式の字幕版がMnetにて1月29日(金)に放送されるので、壇上での彼らの発言にも注目しながら改めてステージを楽しみたい。
放送情報
「2020 MAMA (Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」字幕なし版
放送日時:2020年12月29日(火)14:15〜
「2020 MAMA (Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」日本語字幕版
放送日時:2021年1月29日(金)21:30〜
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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