2021年ブレイク必至！韓流2大スターと肩を並べる新進俳優イ・ドヒョンの煌く存在感

キム・ハヌル×ユン・サンヒョンという韓流2大スターの共演で、放送前から注目を集めていたドラマ「18アゲイン(原題)」。共に40代に突入しながらまったく褪せることのない二人の魅力が楽しめることはもちろんだが、それに勝るとも劣らない存在感を放っている新進気鋭の若手俳優が、イ・ドヒョンだ。

魅力的な黒目がちの瞳と爽やかな笑顔を持つドヒョンは現在25歳。俳優歴3年あまりにも関わらず、本作で2大スターと肩を並べるまでになった彼は一体どのようなキャリアなのだろうか。

2017年に「刑務所のルールブック」で俳優デビューを果たしたドヒョン。演技初挑戦とは思えない安定した芝居を見せると、その後「30だけど17です」(2018年)でアン・ヒョソプの友人役や、「とにかくアツく掃除しろ！～恋した彼は潔癖王子！？～」(2018年)でヒロイン(キム・ユジョン)の弟役に抜擢。少しずつ役者としての経験を積んでいった。

そんな彼が脚光を浴びるきっかけとなった作品は、IU扮する美人オーナー、マンウォルとヨ・ジングが演じるイケメン支配人、チャンソンが経営する"幽霊だけが泊まれる"ホテルを舞台にしたドラマ「ホテルデルーナ～月明かりの恋人～」(2019年)だ。ドヒョンが演じたのは、マンウォルの過去の恋人であり、滅亡した高句麗貴族の子孫で、ムジュ国辺境の武将コ・チョンミョン。チャンソンの恋敵であり、物語のキーパーソンでもある重大な役どころで一気に世間の注目を集めることとなった。

そして彼の飛躍の年となった2020年。怪物に姿を変えた人間たちが暴走するさまを描き、世界各国で配信され話題を集めたホラーサスペンス「Sweet Home －俺と世界の絶望－」で、冷徹なリーダーとして新たな一面を見せると、キム・ハヌル、ユン・サンヒョンと並ぶ形で「18アゲイン(原題)」の主演に抜擢された。

かつてバスケットボールのスター選手だったが、18年後の今では昔の面影はなく風采の上がらないデヨン(サンヒョン)と、そんな夫を見限り離婚を言い渡した妻・ダジョン(ハヌル)の物語が紡がれる本作で、ドヒョンは離婚直前に自身の"全盛期"だった姿へと変身した18歳のデヨンを演じ切っている。

突如18歳の姿になってしまったことで、"コ・ウヨン"として名前を変えて生きていくデヨンを演じたドヒョンは、高校時代に諦めたバスケットボール代表選手の夢を叶えるために奮闘する。爽やかなビジュアルでありながら、心は37歳のおじさんというコミカルな演技で笑いを誘ったかと思うと、実際にドヒョン自身も高校時代にバスケ選手だった頃の技術を生かして、見事なプレーシーンを披露した。

また、物語の中で母の病気を隠していた父と確執があったデヨン。しかし"ウヨン"になったことで父の気持ちを知り、バスケットコート上で手話を使って父に想いを伝える感動のシーンでは思わず涙があふれずにいられない。笑いあり、涙ありのストーリーをドヒョンの幅のある演技が一層盛り上げてくれている。

1月23日に韓国・ソウルで行われたドラマ授賞式「2020 APAN STAR AWARDS」においても、「18アゲイン(原題)」で男性新人賞を受賞し、人気だけでなく実力もしっかりと評価されたドヒョン。自身のInstagramのフォロワー数も270万人を超え、2021年のブレイク必至俳優として期待度も抜群だ。すでに次回作のドラマ「五月の青春」への出演が決まっているだけに、今後の活躍により一層注目したい。

文＝津金美雪

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