MOAへのメッセージも！ TOMORROW X TOGETHER(TXT)がコロナ禍で共有したかった想い

今年の1月に日本1stアルバム『STILL DREAMING』を発売し、見事オリコン週間チャートの1位に輝いたTOMORROW X TOGETHER。"BTSの弟分"という触れ込みとともに、2019年3月にデビューした彼らだが、今回3作連続でオリコン週間アルバムランキングの首位を獲得するなど、2年足らずで日本でも本格的にブレイクの兆しを見せている。

昨年5月に発売した2ndミニアルバム『The Dream Chapter: ETERNITY』が初週売り上げ2.9万枚、10月の3rdミニアルバム『minisode1: Blue Hour』が3.2万枚だったのに対し、『STILL DREAMING』は8.7万枚。数字が示しているように昨年からのリリースラッシュを経て、人気はここに来て右肩上がりだ。

そんな積極的な姿勢で2020年を駆け抜けてきた彼らだが、その反面、『minisode1: Blue Hour』の楽曲「We Lost The Summer」では、コロナ禍で抱える不安や葛藤をストレートに表現。等身大のメッセージを率直に発信してきた姿も印象的だった。

一方、直接触れ合うことができなくなってしまったMOA(TXTファンの総称)との関係も、彼らが真摯に向き合ってきたことの一つ。そんなファンへの熱い想いが感じられるのが、2月28日(日)にホームドラマチャンネルにて日本初放送されるリアルバラエティ番組「FANDOM TOUR【TOMORROW X TOGETHER編】」だ。

コロナ禍の影響で距離が遠くなってしまったファンのためにTXTが企画したのは、メンバーひとりひとりの思い出深いスポットを巡り、自ら"聖地巡礼マップ"を作っていくというもの。メンバー自身の大切な場所に5人全員で足を運び、その思い出をMOAに向けて共有していく。

例えば、ボムギュは移転前の所属事務所(Big Hit Entertaiment)本社ビルの近くにあり、研修生時代にヨンジュンとよく訪れたという隠れ家的カフェをセレクト。お金のない頃に、お腹を満たしてくれたというラーメンとおにぎり2つを頬張りながら、思い出話に花を咲かせていく。

また、ヒュニンカイが通っていたという母校の中学校では、当時お世話になったという先生も登場。ヒュニンカイがバンド部を作ったという学生時代のエピソードも飛び出したほか、訪れた場所でメンバーにまつわるクイズも出題。世に出る前の"知られざる素顔"を知ることができるというファンにとってはたまらない内容になっている。

また、過去の思い出を共有するだけでなく、ソウルタワー内のゲームセンターでは様々なゲームで対決し新たな思い出を一緒に作る場面も。屈託のない彼らの笑顔が映し出され、メンバー同士ならではの気の置けないお喋りを聞いているうちに、まるで5人と一緒に旅をしているような感覚すら覚えてくるから不思議だ。

コロナウィルスの影響がまだ色濃い中、5人と直接触れ合える機会はまだ時間がかかりそうだが、「TOMORROW X TOGETHER特集」を展開するホームドラマチャンネルでは、2月から3月にかけて彼らのカムバックショーの放送も控えている。アルバムをリリースするごとに洗練されてきた彼らの成長を辿りながら、また会える日を心待ちにしたい。

文＝HOMINIS編集部

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