4月19日(月)に韓国2ndフルアルバム『Romanticize』でカムバックするNU'EST。2019年の再始動以降、急成長を見せている彼らにとって、今回のフルアルバムリリースは2014年の1stアルバム『Re:BIRTH』から約7年ぶり。ファンからの期待も大きなものとなりそうだ。
今やメンバー個々でも、REN(レン)のミュージカル挑戦やBAEKHO(ベクホ)のバラエティ出演など、活躍の幅を広げている彼らだが、中でも注目したいのが4月14日(水)から衛星劇場で日本初放送する「ライブオン(原題)」で、本格ドラマデビューにして初主演を飾ったMINHYUNことファン・ミンヒョンだ。
もともと2012年3月に韓国でデビューを果たしたNU'ESTは、その2年後にアルバム『NU'EST BEST IN KOREA』で日本デビュー。JR(ジェイアール)を筆頭に5名で構成されたメンバーの中でも、高身長でクールな顔立ち、さらに日本語が一番堪能でイベントでは通訳や進行役をこなしていたミンヒョンは当時から日本でも人気が高いメンバーだった。
ミンヒョンは、レンやJRと共に出演した日本映画『知らない、ふたり』(2016年)や2019年のミュージカル「マリー・アントワネット」などで演技の経験はあるものの、ドラマへの本格的な出演は初めて。25歳にして、「ライブオン(原題)」で完璧主義な放送部のリーダー・ウンテクという男子高校生役に挑むことになった。
本作は、持ち前の美貌とファッションセンスでSNSのフォロワーが30万人を誇り、ソヨン高校で最も有名なホラン(チョン・ダビン)が、自身が隠したい秘密を暴露しようとする犯人を捜すため、ミンヒョン扮するウンテクが部長を務める放送部に入ったことから始まるラブロマンス。
個人的な企みがあって放送部に入った自分勝手なホランと、放送部を守り抜こうとする使命感を持つウンテクは、最初こそ衝突し合うものの、互いに自分にはない価値観を持つ2人は徐々に惹かれ合っていく。
初登場のシーンから制服を完璧に着こなし、繊細な性格のウンテクがハマりすぎていたミンヒョン。硬派で常に冷静沈着だったウンテクがホランに恋をしてからは表情が柔らかくなり、実は優しい内面を持った青年である様子を見事に表現した。突然の雨に降られてホランとともに走るシーンや、キスができそうなくらいに顔が近づいた2人が照れ合うシーンなど、10代ならではの甘酸っぱくも瑞々しい恋愛の名場面もふんだんに盛り込まれている。
違和感なく10代の初恋を演じ抜き、ホランだけでなく視聴者さえもドキドキさせる多彩な表情を見せてくれたミンヒョン。新たな活躍の幅を広げた彼に今後も注目が集まりそうだ。
文=津金美雪
放送情報
ライブオン(原題)
放送日時:2021年4月14日(水)23:00~
※毎週(水)23:00~(2話連続放送)
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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