日韓の「国宝級イケメン」にも負けない？古装が似合いすぎるシュー・カイへの熱視線

日本や韓国で容姿の優れた人気スターを形容する際によく使われるのが、"国宝級イケメン"という表現。お隣の中国でもそれは同様のようで、2018年に"神劇"と呼ばれ中国で社会現象化するほどヒットしたドラマ「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」で一気にブレイクし、一躍"国宝級イケメン"に仲間入りした俳優シュー・カイをご存じだろうか。

整った目鼻立ちであるだけでなく、もともとモデル出身で身長185cmという抜群のスタイルを持つシュー・カイ。最盛期の清王朝を治めた乾隆帝の時代(在位1735～1795年)を舞台に、姉の死の真相を暴くため後宮入りし、一介の女官から皇后まで成り上がった魏瓔珞の生き様を描く「瓔珞～」では、富察皇后の弟・傅恒を演じ、前頭部をそり上げた辮髪姿を披露。半分坊主頭のようなかなり特徴的な髪型にも関わらず、「似合いすぎる！」「美しい...」と視聴者の間で話題沸騰となった。

さらにこの傅恒、文句なしの美男子ということに加えて優しく正義感の強い性格。才知と強い信念を持つ瓔珞を尊重し、彼女が窮地と聞けば必ず助けに来てくれる正真正銘の王子様のようなキャラクターなのだ。瓔珞と心を通わせた暁には、「私は生涯、瓔珞を大切にします」と姉である富察皇后に男らしく宣言。乾隆帝によって2人の仲が引き裂かれてしまった後も、瓔珞のことを一途に想い続ける姿に、多くの女性が乙女心をくすぐられた。

傅恒役を演じて以降、「招揺＜ショウヨウ＞」「烈火軍校(原題)」といった数々の作品に出演し、日本をはじめとする海外で配信されたドラマ「霊剣山」でも世界的な注目を集めているシュー・カイだが、5月10日(月)から女性チャンネル♪LaLa TVで日本初放送(5月2日に第1話先行放送)されるファンタジー時代劇「天舞紀～トキメキ☆恋空書院～」では、これまでと異なった役どころを演じ注目を集めている。

本作の舞台は、人と"あやかし"が共存する盛唐の時代。人族に迫害される昆吾族の聖女、蘇猶憐(ウー・ジアイー)は正体を隠し人間の学院に入学することになり、そこで出会ったのは人族の次期護国師である李玄(シュー・カイ)だった。次第に惹かれ合う2人だが、彼らの前には敵対する種族同士であるという大きな壁が立ちはだかる。

シュー・カイが演じる李玄は、通りがかった女官に口笛を吹き、ウインクをしてみせることもあるやんちゃな性格の持ち主。今まで彼が演じた中でも感情表現がストレートなタイプで、同じ学院の御風穆(リー・ジュンチェン)も蘇猶憐のことが気になっていると知ると、あからさまにヤキモチを焼いてみせるなどその分かりやすさが可愛らしい。また、蘇猶憐に対して、ちょっかいをかけたり、満面の笑みを見せたり、時には涙を頬に伝わせながら泣いたり...と、等身大の青年らしい豊かな表情が人間味あふれる役柄を見事に表現している。「瓔珞」で演じた誠実で隙の無い傅恒役とは正反対の魅力にあふれたシュー・カイが楽しめること請け合いだ。

実力のある者のみが生き残れる中国俳優界で、今やドラマに引っ張りだこ状態となっている"国宝級イケメン"シュー・カイ。「瓔珞」に並ぶ彼の代表作となる本作も、ぜひ今のうちにチェックしておきたい。

文＝津金美雪

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