SuperMでもソロでも活躍するテミン(SHINee)が振り返る、日本ツアーでの懐かしい思い出

約2年半ぶりにファンの前で見せた完全体でのカムバックが話題を呼んでいるSHINee。4月12日には、ファンに向けてライブ配信を行い、4人がそろって今後の活動についてサプライズ発表したメンバーたち。7thリパッケージアルバム『Atlantis』に収録された新曲の制作秘話など見どころ満載の内容だったが、一番のサプライズは末っ子・TAEMIN(テミン)が5月にソロで行うオンラインライブ開催の予告だった。

SHINeeのカムバック後も精力的な活動を行うテミンだが、これまでも年上メンバーのONEW(オンユ)、KEY(キー)、MINHO(ミンホ)が兵役に就いていた期間には、所属事務所であるSM ENTERTAINMENTのエースパフォーマーを集めたSuperMやソロ活動で奮闘してきた。

それでも時折メンバーたちが兵役から戻ってくる嬉しさを滲ませていたりと、"兄"たちの不在を守りながらも、常にテミンの心の底にあったのはSHINeeのことだった。そして、それはバラエティ番組に出演した時も同様だ。

そんなテミンが、SHINeeとしてカムバックする直前の昨年末にゲスト出演したバラエティ「おいしさの広場」が、KNTVにて5月11日(火)深夜から3週にわたって日本初放送される。人気料理家ペク・ジョンウォンとSUPER JUNIORのヒチョル、キム・ドンジュンらがレギュラー出演し、韓国各地の特産物を活かしたメニューの開発や販売をするグルメバラエティだ。

体重管理を徹底し、もともと少食で1日1食しか食べていなかったというテミン。そのことを知る事務所の先輩・ヒチョルは、料理をたくさん食べるグルメバラエティへの出演に不安げな表情を浮かべていた。

しかしその心配には及ばず、なんと料理家ペク・ジョンウォンとSHINeeのオンユとは親交があり、オンユから「テミンをよろしく」というメッセージが事前に送られていたという。さらにテミン自身も、この日のために前日から食事を抜いてくる周到さ。テミンを含め出演者全員で料理に取り掛かり、この日は燻製鴨肉料理対決を繰り広げることになった。

母から伝授され唯一作れる料理が「キムチチゲ」だと言うテミンは、ハチミツを入れたその独特なレシピを披露。慣れない様子で包丁を握り、セリを切り分けるといったテミンの貴重な料理姿も映し出される。完成した料理はペク・ジョンウォンをはじめ、出演者たちからも絶賛されるほどの出来栄えで、満足そうな笑顔を浮かべていた。

まるで「深夜食堂」のようなカウンターセットが組まれた"ペク夜食堂"のコーナーでは、「こういう雰囲気のある場所が好き」と話したテミン。かつてSHINeeのジャパンツアーで日本を訪れた時にも似たような店によく行っていたという貴重なエピソードが飛び出した。

日本語が堪能なSHINeeのメンバーは、カウンターに座って店主と話しながら食べるスタイルを好んでいたそうで、その日ある食材でメニューにない料理を作ってもらうこともあったとか。日本でなかなか渋い楽しみを覚えたようだ。

おいしそうに料理を頬張り、拍手してリアクションする時はもちろん、SHINeeのメンバーについて語る時にも嬉しそうな笑顔が輝いていたテミン。SHINeeという大看板を背負いつつ、レアなバラエティ出演で垣間見せる意外な素顔は必見だ。

文＝津金美雪

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