「手汗も出ない(笑)」と明かすジミンら、BTSが韓国の地上波番組で覗かせた「特別な表情」

世界を熱狂させるワールドアーティストとして、今や国内外に多大な影響力を持つBTS。彼らの快進撃と言えば、ビルボード200(米アルバムチャート)でランクインを果たしたアルバム『WINGS』(2016年)以降が顕著だが、現在の地位を決定的なものにしたのは、やはり世界的大ヒット曲「Dynamite」(2020年)だ。これに続く全編英語詞の最新曲「Butter」の反響ぶりも凄まじく、今年の「ビルボード・ミュージック・アワード」では錚々たるグローバルミュージシャンと競合し、自身過去最多となる4部門を受賞した。

これだけの眩い快挙が並ぶと、はるか遠い国のスーパースターになってしまったようにも思うが、気さくで親しみやすい一面もまた、BTSの大きな魅力だ。日々更新されるSNSでは、昔からまったく変わらないユーモアやメンバー同士のおふざけも満載で、ごく普通の20代と変わらない等身大の姿を感じることができるだろう。

6月5日(土)よりKBS Worldにて2週にわたって日本初放送される「Let's BTS～2021スペシャルライブ＆トークショー(字幕版)」でも、今の時代を生きる彼らの魅力を掘り下げ、その飾らない素顔を浮かび上がらせている。

韓国で3月29日に放送され、"BTS"の名をタイトルにした地上波トークショーとしてはデビュー以来初となった同番組。韓国では名MCとして知られるシン・ドンヨプ、人気お笑いタレントのチャン・ドヨンが引き出す、貴重なトーク内容やメンバー同士でお互いの気持ちを告白するシーンは見逃し厳禁だ。

「海外のトークショーではRM以外のメンバーはリアクション担当」と笑わせるムードメーカーのJ-HOPEや、「韓国のトークショーの方がリラックスできます。手汗もあまり出ないし(笑)」と明かすジミンら、和気あいあいとしたおしゃべりには、否が応にも期待が高まる。

さらに番組では、スペシャルライブステージも披露。「Dynamite」と「Life Goes On」を今回限りのリミックスバージョンでお届けする。7人全員イスに座ってメロウな雰囲気でパフォーマンスする「Dynamite」は、原曲よりスローなテンポながら、歌い出しのジョングクをはじめボーカルラインのピッチがブレることはない。

そこに艶っぽさが加わり、改めてその歌唱力の高さに脱帽させられる。ソロパートが多い「Life Goes On」も各々の異なる声質の魅力やハーモニーの美しさをたっぷり堪能できるに違いない。

5月28日には冒頭で触れた最新曲のリミックスバージョン「Butter (Hotter Remix)」も配信リリースするなど、周囲の期待を軽々と超えてみせるBTSの可能性はまだまだ底知れない。「Dynamite」が打ち立てた米ビルボード「デジタルソングセールスチャート」の記録を自ら更新する可能性もあり、世界のBTS旋風は勢いを増すばかり...。この先も7人はまだまだ新たな景色と興奮を私たちにプレゼントしてくれそうだ。

文＝川倉由起子

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